Amazonが新デザインのホーム画面公開、2020年9月発売の新「Fire TV Stick」から適用開始

Amazonが新デザインのホーム画面公開、2020年9月発売の新「Fire TV Stick」から適用開始

Amazon(アマゾン)は12月10日、Fire TVシリーズの新ユーザーインターフェース(UI)に関する発表を行った。新UIは、2020年9月に発売を開始した新「Amazon Fire TV Stick」(第3世代)から段階的にリリースされる。過去のFire TV Stick含め、他のFire TVシリーズへの適用は2021年初旬から順次展開予定。また各種UIのアップデートを今後継続して行う予定としている。

新UIでは、シンプルなデザインのホーム画面を採用。画面上部では、注目の映画・テレビ番組を表示。メインメニューは画面中央に配置しており、画面下部の表示内容はメインメニューの選択項目により変化する。

Amazonが新デザインのホーム画面公開、2020年9月発売の新「Fire TV Stick」から適用開始

新たなメインメニューでは、「探す」「ライブ」「ライブラリ」「アプリ」「設定」といった項目を用意。コンテンツやアプリを探せる「探す」、ライブ配信中のコンテンツをまとめた「ライブ」、ウオッチリストなどを集約した「ライブラリ」などに素早くアクセスできるようになった。
Amazonが新デザインのホーム画面公開、2020年9月発売の新「Fire TV Stick」から適用開始

「探す」では、視聴したいタイトルが決まっている場合は、タイピングや音声入力により検索機能を利用できる。映画・TV番組・キッズ&ファミリーといった単位での検索、アクションやドラマといったカテゴリー別の閲覧も行える。

Amazonが新デザインのホーム画面公開、2020年9月発売の新「Fire TV Stick」から適用開始

「アプリ」では、お気に入りのアプリについて、表示したいものや順番をユーザーが変更可能。

また対応アプリの場合、スクロールするだけでアプリ内のコンテンツを表示できる。例えばNetflixアプリでは同サービス内のビデオコンテンツが表示され、見たいものがあれば、そこから直接視聴を開始できる。複数アプリを行き来することなく、オススメや人気コンテンツを探せる。

Amazonが新デザインのホーム画面公開、2020年9月発売の新「Fire TV Stick」から適用開始

「プロフィール」では、最大6つのプロフィールを設定可能。プロフィールごとにダウンロードしたアプリや表示順、視聴履歴、ウォッチリストなどの設定が保存される。

Amazonが新デザインのホーム画面公開、2020年9月発売の新「Fire TV Stick」から適用開始

またAlexaの定型アクションを利用し、Fire TVシリーズを操作可能になった。「1時間後にFire TV」を消してなどの操作を行える。

Amazonが新デザインのホーム画面公開、2020年9月発売の新「Fire TV Stick」から適用開始

このほかFire TV Cubeでは、Echo ShowなどのAlexa対応デバイスとのテレビ通話が可能となった。Fire TV Cubeの赤外線(IR)機能を利用し、テレビの電源・音量の調整に加えて、ユーザーは音声によりテレビのチャンネルの選定、地上/BSの切り替えを行える。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Amazon / アマゾン(企業)Amazon Alexa(製品・サービス)Amazon Fire TV(製品・サービス)Fire TV Cube日本(国・地域)

AmazonのFire TV Cubeが双方向ビデオ通話をサポート、画面付きEchoデバイスやAlexaアプリと通話可能に

2020年9月にAmazon(アマゾン)は、同社のFire TVプラットフォームでビデオ通話に対応することを発表した

それは、ユーザーがFire TV CubeやEcho Showなどの画面付きEchoデバイスを持っている別のAlexa(アレクサ)ユーザーや、スマートフォンやタブレットにAlexaアプリをインストールしただけの人にも、電話をかけられるという意味だ。

この機能を使うためには、サードパーティー製ビデオカメラがUVCをサポート、720pの解像度、30フレーム毎秒(fps)などの要件を満たしている必要があるとアマゾンはいう。ただし、より良い体験のためには、解像度1080pで60~90度の画角(FOV)を持つカメラを推奨している。4Kウェブカメラは薦めていない。

さらに同社は、よい体験のためにはテレビからの距離を10フィート(3メートル)以上12フィート(3.6メートル)以内にするとよいといっている。

ウェブカメラはMicro USB – USBアダプターを介してFire TV Cubeに接続する。

アマゾンは新機能を使おうとしている人たちにLogitech C920Logitech C922xLogitech C310Aukey PC-LM1E、およびWansview 101JDを薦めている。

カメラを接続したら、スマートフォンでAlexaアプリを開き、メッセージングと通話オプションを有効にし、もしまだであれば連絡先をインポートする。

Alexaオーナーが電話をかけるには「Alexa, call Julies’s Echo(アレクサ、ジュリーのEchoを呼び出して)」などという。その後は「Alexa, video on(アレクサ、動画をオン)」「Alexa, volume up(アレクサ、ボリュームを上げて)」「Alexa, answer(アレクサ、応答して)」「Alexa, end call(アレクサ、会話終了)」といったボイスコマンドを使って通話を制御できる。

ビデオチャットはアマゾンのEcho Showといったスマートスクリーン端末にとって重要な機能の1つだが、可能ならリビングの大型スクリーンでビデオ通話をサポートすることも理に適っている。ただし、この分野のライバルたちと異なり、アマゾンには利用できる通話アプリのエコシステムがない。Google Nest Hub Max(グーグル・ネストハブマックス)にはGoogle MeetとDuoがあり、Facebook Portal(フェイスブックポータル)ならFacebook(フェイスブック)とWhatsApp(ワッツアップ)の家族や友だちとつながることができる。その意味で、他のユーザーにもアマゾンエコシステムに入ってもらう必要のあるこの機能は、導入に制約があるかもしれない。

この双方向ビデオ通話をサポートした新しいFire TV Cube機能は本日から配信されるとアマゾンはいう。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:AmazonAlexaAmazon Fire TV

画像クレジット:Amazon

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

AmazonがスマートテレビコントローラーFire TV Cubeの第2世代を発表

9月6日にドイツ・ベルリンで開幕したヨーロッパ版CESともいえるコンシューマーエレクトロニクス展であるIFA 2019で、Amazon(アマゾン)はFire TV関連プロダクトを20種類以上発表した。最大の注目は第2世代のFire TV Cubeだろう。これはAlexa搭載のスマートテレビコントローラーで、米国、英国、日本ではすでに予約注文受け付け中だ。

一方、Fire TV EditionをOSとして搭載したプロダクトも15種類発表された。なかでもAnkerのFire TV Editionサウンドバーが注目を集めている。Editionを搭載した製品にはOLEDスクリーンのスマートテレビも含まれる。

今回の発表は、AmazonがFire TVのハードを大幅に強化するものだが、この背景にはアメリカのスマートテレビ市場ではAmazonを抑えてRokuがマーケットリーダーとなっているという事情がある。

ただしAmazonの発表によれば、 各種Fire TVデバイスには世界で3700万人の月間アクティブユーザーがいるという。これはRokuが第2四半期の決算で発表した3050万人より多い。スマートテレビは家族で利用することが多いが、ストリーミングのためには両社とも1家族は1アカウントしか取得できないので比較的正確な比較になっているはずだ。

本日ベルリンで発表されたFire TV Cubeは、現行製品に比べて大幅なアップデートとなっており、Alexaを搭載リモコンが付属することで初のハンズフリーFire TVを実現している。

All new Fire TV Cube side

Amazonによれば、新世代Fire TV Cubeは6コアのCPUを搭載しており、パフォーマンスは現行モデルの2倍で、Dolby Visionと4K Ultra HDコンテンツをレイテンシーなしに最高60fpsの速度で再生できる。またLocal Voice Controlを搭載し、「Alexa、右にスクロール」といった日常よく使われる音声コマンドの実行速度が最高4倍にスピードアップしている。新しいCubeには遠隔音声認識機能が搭載され、部屋に大勢の人がいて騒がしい場合でもユーザーの声を正しく聞き分けられるという。

今回、Cube互換プロダクトとして、スマートテレビ、サウンドバー、動画・音声のレシーバー、衛星放送チューナーなど関連製品多数が披露された。【中略】

Fire TV Cube Couch

Amazonはサードパーティのプロダクトに搭載するOS、Fire TV Editionの拡大にも力を入れており、Skyworth、Arcelik、TPV、CompalなどがEdition搭載の製品15種類を発表した。中でも注目はJVCのUltra HD、HDR対応のFire TV Edition搭載4Kスマートテレビだろう。英国では349ポンドで発売されることになっているが米国など他の市場での扱いについては情報がない。

Grundig OLED Fire TV Edition display

スマートテレビ以外での注目Edition搭載プロダクトはAnkerから発表されたNebulaサウンドバーだ。これはFire TV EditionをOSとして組み込んだスマートスピーカーで、スマートテレビのインターフェイス、4K Ultra HD、NFCによるAlexa音声コマンド、Dolby Visionなどをサポートする。

Nebula Soundbar – Fire TV Edition 4

Ankerのサウンドバーは米国では229.99で予約を開始している。その他カナダ、英国、ドイツでも販売されるが、他地域でどうなるかはまだ情報がない。

米国市場におけるスマートテレビへの組み込みOSのシェアでは、Roku OSがトップだ。米国のスマートテレビの3台に1台以上はRoku OSを採用している。今回、IFA 2019でAmazonがEdition OSの普及に力を入れてきたのは、Rokuに対抗する意味合いが強い。Amazonの国際市場におけるネットワークはRokuよりはるかに強力だ。Amazonは今後、Fire TV Editionの国際展開に全力を挙げるものと予想される。

【Japan編集部追記】日本での発売は2019年11月5日から、価格は1万4980円で予約受け付けはこちら。ページ左上に「互換性確認」のポップアップがある。テレビ、A/Vレシーバー、サウンドバーについてブランド別に互換性の有無を確認できる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

AmazonのFire TV CubeはEchoを内蔵したセットトップボックスだ

Amazonが今日(米国時間6/7)、そのますます混雑してきたリビングルーム向け製品群にまた一つ加えた。消費者は混乱すると思うが、今度のCubeはFire TVとEchoのギャップを橋渡しすることがその差別化要因だ。これまでのセットトップ製品にもAlexaのコントロールはあったが、今度のCubeはスマートスピーカーEchoの機能を完全に実装している。

というより、Cubeは大きな立方形のEcho Dotみたいだ。たしかにルックス的には平凡だが、上部の4つのEchoボタンや、Alexaが聴いていることを示すブルーのライトなど、おなじみの要素が揃っている。

この、正式名Fire TV Cubeは、GoogleがI/Oカンファレンスで発表したJBL Link Barを見倣っている。それはChromecastを内蔵して、不使用時にはGoogle Homeそのものだが、Amazonの場合はスピーカーはEchoのような機能のためだけにある。ホームシアター的なものは、完全にユーザーにおまかせだ。

そのためお値段は120ドルとお手頃だ。これには、IR延長ケーブルとEthernetアダプターが含まれる。しかもあと二日間の予約購入者には90ドルになる。200ドル出すと、Amazon Cloud Camとのセットになる。いよいよ、家中、Amazonのハードウェアだらけだ。

セットアップもかなり簡単だ。これをテレビに接続すると、機種を判定する(ユーザーが手入力してもよい)。最初に、テレビの音について質問するから、それに答えてオーディオをセットアップする。それから、ケーブルのプロバイダーやzipコードを指定し、使用を開始する。ケーブルや衛星テレビの事業者は、その90%に対応している。

もちろん、今ではAlexaによるテレビのコントロールもできるし、8つの遠方界マイクがついているので、ほかのEchoデバイスとコミュニケーションできる。

Fire TV Cubeは6月21日発売だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa