AmazonのIMDb、無料ストリーミングサービス「Freedive」を公開

本日(米国時間1/10)Amazon傘下の映画情報サイトIMDbは、無料ストリーミングサービスFreediveを発表した。新サービスでは米国内の利用者に、Fringe、Heroes、The Bachelor、Without a Traceなどの広告付きTV番組や、ハリウッド映画のAwakenings、Foxcatcher、Memento、Monster、Run Lola Run、The Illusionist、The Last Samurai、True Romanceなどが提供される。

コンテンツは購読なしに無料で視聴可能で、スマートフォン、ノートパソコン、あるいばAmazon Fire TVを使って大画面で見ることができる。

すでにIMDbは、一部ビデオコンテンツの定位置として予告編や有名人のインタビューのほかにThe IMDb Show、Casting Calls、No Small Partsなどのオリジナル短編映画も提供している。これらは今後Freediveに統合され、引き続き無料で見ることができると同社は言っている。

新サービスでは、IMDbを利用して作品のキャスト、スタッフ、音楽などの詳細を紹介するX-Rayというサービスも提供される。

「ユーザーはすでにIMDbを使って映画やTV番組を発見し何を見るかを決めている」とIMDbのファウンダー・CEO Col Needhamが発表のリリースで語った。「IMDb Freediveの公開によって、ユーザーは長編映画やTV番組をIMDbサイトやAmazon Fire TVで無料で見ることができる。今後も利用者のフィードバックに基づいてIMDb Freediveを改善し、IMDbのモバイルアプリを始めさらに広く利用できるようにする」

新サービスは、ストリーミング業界全体がAVOD(Ad Supported video-on-demand:広告付きビデオ・オン・デマンド)に大きく力を入れ始めたタイミングで公開された。たとえばRokuは、広告付き映画やテレビ、ニュース、スポーツ、その他のエンターテイメントを提供するThe Roku Channelで利用できるコンテンツを拡張してきた。 Plexも今週のCESで、今年中に広告付きコンテンツを提供開始することを発表した。

Rokuにとって、Rokuデバイスで無料コンテンツが利用できることがハードウェアビジネスの後押しになる。当然Amazonも同じ考えだろう。

AmazonがTV番組や映画を2つの別々のサービス——Amazon Primeおよび傘下のIMDb——で提供するのは少々奇異に感じる。

AmazonがAVOD分野に参入する準備をしていたことは業界でよく知られており、時期だけの問題だった。以前は昨秋にスタートすると噂されていたが、実現しなかった。

新しいストリーミングサービスはwww.imdb.com/freediveで公開中。Fire TVデバイスでは、”Your Apps and Channels”の列に新しいアイコンが現れる、とIMDbは言っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook