Amazon Fire TVにYouTube Kidsアプリが登場

YouTubeのファミリー向けバージョンで、ペアレンタルコントロールと子供向けコンテンツを備えたYouTube KidsがAmazon Fire TVに対応した。このアプリは、Google(グーグル)とAmazon(アマゾン)が相互の利益のために合意した結果、昨年YouTubeがFire TVに入り、Amazon Prime VideoがChromecastとAndroid TVに登場したのに続くものだ。

両社の合意は、YouTube TVやYouTube KIdsなどほかのYouTubeアプリもFire TVプラットフォームに対応することを意味していた。しかし、昨年9月にYouTube TVがFire TVに登場したあと、YouTube Kidsは2019年中という約束から大きく遅れた。

ともあれYouTube Kidsアプリが利用可能になり、多少リスクの小さいバージョンのYouTubeサービスを親に提供する。親は子供一人ひとりに個別のプロフィールを作り、年齢層ごとにカスタマイズして、未就学児童、低学年、高学年などに分けることができる。しかし、アプリのコンテンツは手動で選ばれるわけではない。何が年齢相応かをYouTubeの自動化システムが決定する。その結果間違いが起きることもあり、その場合は親がアプリ内のツールで通報できる。

もっとカスタマイズや管理の行き届いた選択を希望する場合は、子供が利用できるチャンネルを親が個別に選ぶこともできる。YouTube Kidsアプリは「米国時間2020年7月9日からFire TVユーザーに提供開始される」とアマゾンは説明する。Fire TV以外では、YouTube KidsはApple TVでも最近スタートした。Rokuではまだ利用できない。

YouTube Kids公開のほか、Amazonは7月9日に、米国および一部地域のFire TV Cubeユーザーが、地上波テレビの視聴とAlexa(アレクサ)を使ってチャンネルを変えることが可能になったことを発表した。ユーザーはそのために自分で地上波チューナーを接続し、Fire TV Cubeで設定する必要がある。設定が済むと、ユーザーはAlexaに頼んでチャンネルを番号や名前を使って変えることができる。

Fire TVは昨日にも、YouTuve TV、Sling TV、およびHuluライブTVという有力ライブストリーミングサービスを有力ライブストリーミングサービス(未訳記事)の追加を発表した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook