自前のビデオストリーミングサービス開始を控えているAppleだが、同社のオリジナルビデオ番組“カープールカラオケ”がエミー賞に輝いた。バラエティー・短編部門を日曜夜に受賞した。Appleにとってエミー賞受賞は初めてではないー過去に技術・工学部門賞を獲得したことがあり、昨年はApple TVにSiriを搭載したことでも受賞しているーしかしオリジナルビデオでの受賞は今回が初めてだ。
今回、他の人気番組、 “Between The Scenes – The Daily Show”、 “Creating Saturday Night Live”、 “Gay of Thrones”、 “Honest Trailers”、 そして“The Tonight Show Starring Jimmy Fallon – Cover Room”を退けての受賞だ。
AppleのカープールカラオケはCBSの番組 “The Late Show With James Corden”のスピンオフで、大失敗だった“Planet of the Apps”のように、Shark TankとともにAppleの最初のオリジナルビデオの一つだ。
カープールカラオケの過去のエピソードでは、ウィル・スミス、アリシア・キーズ、ジョン・レジェンド、レブロン・ジェームズ、ビリー・エイチュナー、メタリカ、ソフィー・ターナー、メイジー・ウィリアムズ、セス・マクファーレン、アリアナ・グランデ、マイリー・サイラス、クイーン・ラティファ、ジェイダ・ピンケット・スミス、シャキール・オニール、ジョン・シナ、シャキーラ、トレバー・ノアその他たくさんの超豪華なゲストが出演している。
このシリーズそのものには批評家からは批判的な意見が寄せられていたが、にもかかわらずシーズン2に突入した。
しかしそれ以降、AppleはソニーTVのベテラン、ザック・ヴァン・アムバーグとジェイミー・エルリヒトを雇うなど、カープールカラオケのようなショーよりよりハイプロファイルなシリーズに軸足を移した。
間もなく展開するビデオストリーミングでは、多くの番組が予定されている。クリステン・ウィグ主演でリース・ウィザースプーン演出のコメディや、オクタビア・スペンサー主演のスリラー、スティーブン・スピルバーグによる“Amazing Stories”のリバイバル、“Battlestar Galactica”の制作を手がけたRonald D. Mooreによる “See”という 新たなスペースドラマ、NBAのケビン・デュラントの生い立ちに基づいたバスケットボール番組、「ラ・ラ・ランド」監督のデイミアン・チャゼルによる番組、アイザック・アシモフ脚色の“Foundation”、オプラ・ウィンフリーがプロデュースするオリジナルショー、M・ナイト・シャマランによる心理スリラーなどだ。
Appleはサービス拡充のためにドキュメンタリー「The Elephant Queen」やアニメーション「Wolfwalkers」の権利を獲得した。
Appleのストリーミングサービスは2019年3月に開始予定だ。水曜日に開かれるAppleのプレスイベントで、詳細を聞けるかもしれない。
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(翻訳:Mizoguchi)