Appleは1兆ドルに向かって前進を続けている。そして好調な会計第4四半期決算が株価を引き上げ、時価総額は瞬間的に9000億ドルを超えた ―― その後はそのわずか下で安定している。
Appleあらゆる部門でウォール街予測だけでなく自身の予測をも上回った。詳しくは別稿に譲るが、注目すべきは第3四半期以来Appleが、1兆ドル企業を目指すトーンを打ち出していることだ。すでに絶好調の今年、Appleは新たな消費者の波を作るべく、iPhone Xとそれに付随するAirPods、iPod、HomePodなどの製品を売り込みにかかっている。
その結果株価は新たな高みに達した。グラフをご覧あれ。
時価総額1兆ドル到達というのは、もちろん多分に象徴的な出来事だ。しかし、Appleの成長エンジンは停滞したとする2016年いっぱい続いた物語の後、iPhone Xの膨大な需要とスケジュール通りに出荷されたiPhone 8はウォール街にとってもApple自身にとっても歓迎すべき兆候だ。Appleは前回のビッグジャンプ ―― iPhone 6とiPhone 6 Plus ―― のようにただ波に乗るのではなく、新たな消費者需要を開拓する意欲を見せている。
売上の62%が海外からと言っている同社にとって、米国の需要を開拓するだけでは十分ではない。もしAppleが中国本土でも成長エンジンに火をつけるつもりなら、市場の需要を突き止める必要がある。中国での売上は前年比12%の100億ドルと大きく伸びている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )