Appleのソフトウェアの動向の予測にかけては数々の実績がある9to5MacのMark Gurmanが、AppleはiOS 8で画面分割とマルチタスクを開発中だと報じた。この画面分割機能は最近のSamsungタブレットやMicrosoft Surfaceのものに似ているという。最近、これとほとんど同一のマルチタスク機能を追加するOS ExperienceというiPad向けジェイルブレーク(脱獄)が発表されている。
画面分割はMicrosoftがiPadに対するSurfaceの優位性を示すものとして広告で強調しているし、多くのユーザー・フォーラムや記事で必要性が指摘されている機能でもある。iOS 8で開発中の画面分割は、2つのアプリを並べて表示し作動させることができるだけでなく、画像やビデオファイルなどを一つのアプリから他のアプリへドラグ&ドロップできるものになる。Appleでは2つのアプリが独立に作動するだけではなく、相互にコミュニケーションを取れる機能も開発中だという。
9to5Macによれば、画面分割のサポートは9.7インチ以上のiPadで横位置のみだという。iPad miniがサポートされるかどうかは不明だ。画面分割とマルチタスクのサポートはiPadによるノートパソコンの代替をさらに大きく進めることになるだろう。
iOS 8にはこの他にも、フィットネス・センサーや医療センサーと連携するHealthbookアプリ、マップへの公共交通機関の乗り換え案内の追加など数々の改良が準備されているようだ。9to5Macによれば、こうした新機能の一部はiOS 8.1アップデートを待つことになるかもしれないと注意している。リリース時期はともあれ、iOS 8はユーザーにとって多数の新機能がパックされたうれしいプレゼントとなりそうだ。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)