多くのiPhone 6 Plusが、“Touch Disease”(タッチ病)と呼ばれる苦難を経験しているが、Appleはその問題を、一般的で広範囲であるとは認めなかった…今の今まで。今日(米国時間11/17)Appleは、謝罪らしき言葉とともに、画面のチラつきやタッチスクリーンに問題のあるiPhone 6 Plusは低料金で修理する、と発表した。
Appleの細心の注意書きによるとこの問題は主に、“硬い面に数回落として、その後さらにストレスを与えた”場合に現れる、としているが、しかしiFixitは、あの忌まわしい曲がり癖のせいだ、と示唆している。いずれにしても、何らかの力が加えられたからであり、そのために重要な部位であるタッチスクリーンの信頼性が、損なわれたのだ。しかもその原因の一部がユーザーの行為にあることは、否定できない。
タッチ病は、今回の修理で、149ドルで治してもらえる。ただし前に修理して、最大で300ドルも払った人には、Appleが差額を返済する。
この特別修理企画はiPhone 6 Plusだけが対象で、問題は6にも起きたという過去の説は、Appleを信ずるならそれは6 Plusだったはず、ということだろう。
今回は、Appleが腰を上げるまでが長すぎた。6 Plusが出てから2年以上経っているが、Appleはタッチ病の問題に対応しなかった。でもそれは、わりとよくある問題になっていた。Appleは再発防止のために、iPhoneの次世代機では筐体の強化を行ったが、そのことも公には認めていない。
それは、ついに訴訟まで起こされるほどに長かった、と言える。訴状は、Appleは問題があることを知っていながら被害者のユーザーに適切なサポートを提供しなかった、と言っている。今回の修理企画が訴訟にどんな影響を与えるのか、訴訟を仕切っている法律事務所に問い合わせているので、何か分かればこの記事をアップデートしよう。
しかし、やらないより遅い方がましであり、前の修理代の差額を払うのは、Appleにしては気前が良い。あなたのiPhone 6 Plusが問題を抱えているなら、ぜひ近くのAppleストアや公認代理店を訪ねてみよう。