来週Appleが新型iPhoneを発表するにあたって湧いてくる疑問:現行モデルはどうなるのか?
最近の新製品発売においてAppleは、旧機種を一部の地域で低価格にして、販売し続けてきた。しかし、どの旧モデルが消え、どれが残り、価格はいくらになるのだろうか?
ちょっとした思考訓練として、この話題を考えてみよう。
私の勘では、iPhone 5cはなくなる。多くの人にとってさほど驚きにあたらないだろう ー 最近になって販売が上向いてはいるが。個人的にはあのルック・アンド・フィールを気に入っているし、よく出来た製品だと思うが、感覚としては、古い臓物を詰め込んだ「ローエンド」端末だ。Appleが、これをラインアップから外して、新しい「ローエンド」機に席を譲ることは容易に考えられる。
その新しいローエンドは? おそらくiPhone 4Sだ。
たしかに3年たった機種ではあるが、ハードウェアは今も健在で、iOS 7(そしてiOS 8)が問題なく動く。そして、3年たった ー ということは、Appleがこの端末の製造コストを削減、いや大きく削減するのに十分な時間がたっているという意味でもある。
生産設備をこれら旧機種の製造に特化し、安くなるばかりの部品とプロセスを使うことによって、Appleは4Sの価格を300〜350ドルまで下げ、インドや東南アジアなど、「助成金に厚い」米国以外で浸透が必要な市場に対して、比較的魅力的な価格で提供することが可能になる。
iPhone 5sについては、こちらもおそらく残るだろう ー 「ミディアムエンド」の助成金モデルとして。Appleがもしこれを500ドル程度で売ることができれば、中国の中間層顧客の高級品として成功する可能性がある。そしておそらくAppleは、米国では助成金によって50〜100ドルまで下げる道を見出すだろう。
そのブレミアム機種 ー プレミアム材質を伴う ー としてのステータス故に、5sは、あの5cの「あけすけなプラスチック感」的印象の罠に陥ることはないだろう。5cは、「安くて楽しい」と呼ぶには高価すぎ、ステータスシンボルとしては(見た目が)安すぎた。
もちろん私が間違っていて、5cが来年も出回っているかもしれない。それは見てのお楽しみ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)