Apple Pay Cash、米国のiPhoneユーザーに提供開始

ついにApple Pay Cashが米国ユーザー向けに公開された。iOSユーザーはほかのiMessageユーザーに直接送金できるようになった。新機能は、2日前に公開されたiOS 11.2に入っていたが、まだ有効になっていなかった。

Apple Pay Cashは去る6月にWWDCで発表された。しかしAppleは、9月のiOS 11の発表時に、「今秋iOS 11とwatch OS 4で提供される」と付け加えた

この新機能は、Venmo、PayPal、Square Cashなどのモバイル支払いサービスに独自に対抗するもので、友達や家族にメッセージかSiriを使って送金できる。資金はユーザーのApple Walletに紐づけられたクレジットカードまたはデビットカードから引き落とされる。受け取った側にはApple Pay Cashカードという一種のバーチャルギフトカードとして表示されApple Walletにも保存される。

受け取ったお金は銀行に送るか端末上にギフトカードとして保管しておき、Apple Payを受け付けている店で支払いに使える。iMessageに直接機能を追加することで、ユーザーはサードパーティーアプリにかかわる必要がなく、利便性を増している。しかしAppleにとって、これはApple Payをインストールすることを躊躇しているユーザーを取り込み、iMessageエコシステムに留まらせる狙いでもある。

本機能は米国内でまだ徐々に展開しているようだ。国際展開の時間軸については公表されていない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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