アップルの最新ラインアップは、好みに合わせて買えるようにバリエーションが増えている。iPhone 11の本体カラーにはグリーンやパープルなどが登場した。そして、Apple Watchのケースとバンドを好きなように組み合わせて購入できるApple Watch Studioも発表された。
これまでは、アップルがApple Watchのケースとバンドを組み合わせて販売していた。最初に付属していたバンドが好みでなければ、あとからアップルや他社のバンドを追加で購入しなくてはならなかった。
Apple Watch Studioでは、購入の際に好みのケースとバンドを選ぶことができる。
米国時間9月10日に開催されたイベントで、リテール+人事担当シニアバイスプレジデントのDeirdre O’Brien(ディアドラ・オブライエン)氏は「アップルは常にお客様の製品をカスタマイズし、パーソナライズできるようにしてきた。今回、Apple Watchについてもこれをさらに推し進める」と述べた。
Apple Watch Series 5の登場とともに、Apple Storeとオンラインで好きな組み合わせを作って購入できるようになった。
オブライエン氏によれば、ケースとバンドのバリエーションがたくさんあるため、Apple Watchのカスタマイズは「1000とおりを超える」という。
イベントでは、Apple Watch Series 5のアルミニウムケースはシルバー/ゴールド/スペースグレイ、ステンレススチールケースはシルバー/ゴールド/スペースブラック、ホワイトセラミックケース、そして新たにチタニウムケースのシルバー/スペースブラックが発表された。新しいバンドも登場し、iPhone 11の新色に合いそうなカラーもある。
深いトーンのパイングリーンやミッドナイトブルー、オウバジーン(パープル系)、あざやかなカラーのイエロー系やオレンジ系、そしてもちろんクラシックなブラックやブラウン系などもある。
アップルのサイトではあらかじめある程度決められたケースとバンドの組み合わせで購入することもできるが、新たに登場したApple Watch Studioのサイトでさまざまな組み合わせを試すことも可能だ。このサイトにはApple Watchの画像が表示され、サイズ、ケース、バンドを選んでカスタマイズする。オプションが横方向に並んで表示されるので、左右にスクロールして組み合わせを簡単に変えられる。
好みのものが完成したら「完了」ボタンをクリックし、購入手続きに進む。大きな変更ではないが、購入時点で好きなものを選べるようになったので、他社のバンドではなくアップルのバンドを使う顧客が増えるかもしれない。
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(翻訳:Kaori Koyama)