Appleが高級ファッションのイヴ・サンローランからCEOを引き抜く,彼が担当する”特別プロジェクト”とは?

今朝はファッション業界全体がどよめいた。高級ファッションハウスYves Saint Laurentが、そのCEO Paul Deneveを失う、というニュースが報じられたからだ。そのニュースの中では、サンフランシスコのベイエリアに住むDeneveは、退社後“ハイテク業界に参加する”という同社の発表が引用されていた。

そして今明らかになったのは、彼は単にそこらのハイテク企業へ行くのではなく、その最大の企業の一つへ移籍するのだ。AppleがPaul Deneveを役員待遇でスカウトした、と今日(米国時間7/2)の午後Bloombergが特ダネした。詳報はまだほとんどないが、どうやらDeneveはAppleのCEO Tim Cook直属のVPとして、“特別プロジェクト”を担当するらしい。

DeneveがAppleへ行くという噂は、今朝からあった。それは主にApple Insiderの匿名記事からだ。

パリのファッション企業からシリコンバレーのテク企業への転身は大事件のようにも見えるが、でもDeneveの履歴を見ると、それほど意外でもない。最近の10年あまり彼はもっぱら、Nina Ricci、Lanvin、YSLなどファッション企業の重役を務めてきたが、しかしLinkedInのプロフィールによると、1990年から1997年まではApple Europeで営業とマーケティングをまかされていた。彼はまた、テク起業家の温床であるスタンフォード大学で、修士号を獲得しており、今でもシリコンバレーのスタートアップ数社の社外顧問だ、と言われている

それにまた、言うまでもなく、製品のデザインが良いことで知られるハードウェア企業といえば、Appleをおいてない。ファッション畑から引き抜かれたDeneveがAppleで何をするのか、これから数か月は目が離せない。

今Appleに詳細を問い合わせているので、情報が得られ次第この記事をアップデートしたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))