AtlassianがTrelloにテーブルビューを導入、複数プロジェクトを俯瞰チェック可能に

Atlassian(アトラシアン)は米国時間7月15日、コラボレーションとプロジェクト管理のツールであるTrelloConfluenceワークスペースのアップデートを発表した。同社によるとその主な狙いは、「次の段階のリモートワークをサポートすること」だ。各企業が在宅勤務へのシフトを開始した3月半ばには、Trelloだけでもサインアップは前年比で73%増加した。

新しい機能は、どれも単純明快だ。Trelloのユーザーのハイライトは確実にテーブルビューのベータだろう。Trelloのさまざまなボードで行われていることを、スプレッドシートのように概観できるのはこれが初めてだ。スプレッドシート的という点ではAirtableを思い出すが、Trelloの開発チームによると機能そのものよりも重要なのは「これはアプリケーションを構成する複数のプロジェクトのデータを見るための一連の新しい方法の最初のものである」という点だ。

Confluenceのほうは、新しい機能の多くが時間の節約や時間の計測に関連している。例えば、間もなく提供されるコンテンツ一元管理機能では、1回のクリックで複数のページをアーカイブしてラベルを付け、エクスポートもできる。

すでに使えるConfluence Smart Links機能は、コンテンツをウェブでプレビューできるので、重要な情報を見るために自分のワークスペースを去る必要がなく、コンテンツへのリアルタイムのフィードバックもConfluence上に表示される。そしてサービスがエディットモードのときでも、インラインのコメントを見たり作ったり解決したりできる。

最後に紹介するConfluenceの新機能はPage Insightsだ。これは測定機能で、リードタイムの推測値やページのビューカウントなどが提供される。これにより「忙しいときにコンテンツをいつどのように消費するのかに関する決定を迅速にでき、コンテンツのエンドレスな海をナビゲートする精神的負担が軽くなる」と同社は説明している。長いドキュメントを全部読める時間とエネルギーは誰にもないのだ。

AtlassianのConfluenceの責任者であるPratima Arora(プラティマ・アローラ)氏は「世界中のチームが今はリモートワークを強いられているが、でも今では多くの企業が、もっと分散化された仕事環境への恒久的な移行を検討している。複数の部門間や個人間にたくさんの仕事の流れがあるから、もはやメールの連鎖のような古いシステムで計画や管理を行うことはできない。企業全体にわたって長期的にコラボレーションをサポートできるような、仕事の正しい管理システムを導入しているか、指導者たちは検討する必要がある」とコメントしている。

画像クレジット: Atlassian

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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