Audiは、Daimlerらに続き電気自動車や自動運転車等、最先端技術への未来投資に力を入れていくと、CEO Rupert Stadlerは語った。先週末ドイツStuttgarter Zeitung紙(Reuters)でStadlerは、2025年までにAudiの全売上に占める電気自動車の割合を30%にする目標に加え、同社が無人運転技術に特化した子会社、SDS Companyを設立する計画を持っていることを明らかにした。
Audiの電気自動車計画では、2020年までに3種類のモデルを発売する予定であり、電気自動車生産ラインを強化するために社内リソースの大胆なシフトを行う、とStadlerは語った。電気自動車の製品ラインにはAシリーズの小型車が入る見込みで、A3の2ドアモデル等のコンパクト・ガソリン車は、未来に向けたプロジェクトに予算を明け渡すべく販売が中止される可能性もある。
Stadlerは無人運転への野望について、「ハンドルもペダルも不要になるロボットカーは都会交通に理想的だ」と同紙に語り、必要な技術を開発するために、Audiは今もダンスパートナーを探していると付け加えた。多くの自動車メーカーが通信会社やソフトウェア会社その他のIT専門家と組んで最先端の自動車ロードマップを描こうとしている。Audiも専門知識豊富な誰かに頼りたいようだ。
Audiは専門の子会社を作る前から自動運転技術に取り組んでいる。最近の走行テストでは、車線変更の前にその意思を伝えるために車線標示に寄る、といった繊細で人間的なしぐさをするところを見せて見出しを飾った。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)