Bumbleは急成長中の女性主導のデートアプリだ。今回BumbleはSpotifyと連携すると発表した。
Bumbleのユーザーは近いうちにデートのプロフィールにSpotifyのアカウントを連携し、プロフィールによく聞くアーティストを表示できるようになる。ユーザーが誰かのプロフィールに掲載されているアーティストをタップすると、Spotifyアプリのそのアーティストのページへと飛ぶ。
音楽の好みなんて些細なことと思うかもしれないが、好みの音楽はユーザーが誰かのプロフィールを右か左にスワイプするのを決めるほどの影響力があるとBumbleは考えているという。「音楽はその人がどのような人かについて多くを語ります。文化を通じてつながることは、意味ある関係を築く土台となります」とBumbleのファウンダーでCEOのWhitney Wolfeは言う。
これまでもユーザーはプロフィールに好きな音楽を入力することができたが、多くのユーザーは時間をかけてまでプロフィールを埋めないこともBumbleは認識しているという。それに加え、ユーザーがこれからマッチングする可能性のある人が掲載している音楽を聴いてみたいと思った時にSpotifyへと直接飛ぶリンクがあるのも便利かもしれない。
現在、Spotifyにおけるユーザーの視聴行動を元に自動でよく聞くアーティストを引っ張って表示しているが、同社は特定のアーティストを隠せる機能も提供するという。これで、誰かに知られては恥ずかしいような音楽をプライベートで聞いている場合でも、Bumbleの公開プロフィールのペルソナにまでそれが反映される心配をなくす助けになるだろう。
パートナーシップは自然と起きたものだとBumbleは言う。この機能が実装に至ったのは、数年前にBumbleの社員とSpotifyで働くその社員の友人との取り止めもない会話がきっかけだったという。
この機能がユーザーのスワイプ傾向に影響を与えるのなら、デート相手を互いによく知るために、将来的に他の機能統合にも発展することになるかもしれない。
例えば、OpenTableのプロフィールと連携して良く行くレストランが表示されたり、Giltアカウントと連携してお気に入りのブランドを表示できたらどうだろう?アプリベースのデート相手探しだと限定的な情報(それも必ずしも正しいとは言えない情報)しか手に入らない状態で相手をスワイプするかどうかを決めなければならない。これらの連携は、意思決定において確かな情報をプロフィールに付加することにつながるだろう。
Bumbleにはこれ以上ユーザーにプラットフォームを使用してもらうためのインセンティブは必要ないようだ。アプリがローンチしてから18ヶ月が経つが、平均的なユーザーは日に100分もアプリを使用し、550万ユーザーを抱えているという(デイリーでアプリを使用しているのは110万人だそうだ)。
[原文へ]
(翻訳:Nozomi Okuma /Website)