CAN EATと南海電鉄が食物アレルギーのある人も安心して食事を楽しめる店舗情報マップ作成企画を開始

CAN EATと南海電鉄が食物アレルギーのある人も安心して食事を楽しめる店舗情報マップ作成企画を開始

大阪を中心に鉄道・開発および付帯事業を行う南海電鉄CAN EATは4月28日、「みんなでCAN EAT with NANKAI ~発掘!アレルギーフレンドリーなお店~」キャンペーンを開始すると発表した。

これは、食物アレルギーのある人や、そのような子どもを持つ親がアレルギーフレンドリーな飲食店または昼食提供店(テイクアウトなど)を共有することで、安心して食事を楽しめる仕組みを提供するための取り組みだ。

キャンペーンは、食事制限のある人の声を集めた店舗紹介サービス「CAN EAT外食マップ」を提供するCAN EATと、南海電鉄とのタイアップして実施される。

具体的には、募集フォームを通じて応募のあったキュレーターに、南海電鉄沿線のアレルギーフレンドリーな飲食店または昼食提供店を利用のうえ、感想などを投稿してもらう。その情報は2021年7月公開予定の「CAN EAT外食マップ」南海沿線版に掲載。誰もが閲覧できるようにする。

CAN EATと南海電鉄が食物アレルギーのある人も安心して食事を楽しめる店舗情報マップ作成企画を開始

投稿内容は、店名と地図情報のほか、提供された食事など店舗利用時の写真、また当該店舗の推薦理由。

投稿対象の店舗は、南海沿線の次の市町村で営業している飲食店または昼食提供店。

大阪府の投稿対象店舗

  • :泉大津、泉佐野、大阪(中央区、浪速区、西成区、住之江区、住吉区)、大阪狭山、貝塚、河内長野、岸和田、堺、高石、富田林
  • :熊取、田尻、忠岡、岬

和歌山県の投稿対象店舗

  • :橋本、和歌山
  • :九度山、高野

キュレーターは、2021年4月28日14時に募集を開始。本人または家族にアレルギーがあり、日常的に食事に注意を払っている人で南海沿線上の店舗情報を投稿可能な人が対象。募集フォームを通じて応募した後、数日後にメールで案内されるオンライン面談を行い、キュレーター認定されると投稿が可能になる。キュレーター募集フォームの運営、オンライン面談、キュレーター認定は、すべてCAN EATが行う。

認定キュレーターは、2枚以上の写真を添付した200字以上の推薦理由を投稿することで、飲食店利用時の費用を「みんなで投稿キャンペーン」により投稿1件につき最大1000円まで補助してもらうこともできる。店舗利用時のレシートをメールに添付すること、補助金受け取りのため銀行口座を登録することが適用条件。2021年9月30日まで、または本キャンペーン対象の投稿が150件を達成した場合のいずれか早い時点で「みんなで投稿キャンペーン」は終了となる。

「みんなでCAN EAT with NANKAI ~発掘!アレルギーフレンドリーなお店~」キャンペーンは、南海沿線に住みたい、そこに出かけたいという人を増やす意図があり、南海電鉄が掲げている「選ばれる沿線づくり」という事業戦略にマッチしたものとなっている。

南海電鉄では、「企業が食物アレルギーをテーマにCAN EAT外食マップとタイアップするのは全国初の取り組み」としている。

2019年4月設立のCAN EATは、「すべての人の食事をおいしく・楽しく・健康的にする」をミッションに、先に挙げたCAN EAT外食マップはじめ、食物アレルギー当事者やアレルギー対応に取り組む外食事業者を支援するサービスの開発・運営を行っている。

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カテゴリー:フードテック
タグ:CAN EAT(企業)食物アレルギー(用語)南海電鉄(企業)日本(国・地域)

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TechCrunch Japan

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