Cerevoは、ハードウェアのアジャイル生産を手がける新子会社「Shiftall」(シフトール)を設立。その全株式をパナソニックに売却しました。
Shiftallの代表取締役CEOには、Cerevo前社長の岩佐琢磨氏が就任。「Cerevoの持つ開発・製造ノウハウを活用し、新たにハードウェアを開発・製造・販売する新会社」としていて、パナソニック傘下で引き続きIoTデバイスの開発・製造に取り組むとのこと。なお、岩佐琢磨氏はもともとパナソニックの出身。今回の社長就任で、古巣であるパナソニックに舞い戻った形です。
一方、Cerevoの新たな代表取締役には青木和律氏が就任。同氏は大手重工業メーカーでHVAC(産業用冷凍設備及び大規模空調システム)の開発に従事。2008年に独立し、「DMM.MAKE AKIBA」でハードウェアスタートアップのプロダクトローンチに携わった経歴をもちます。
新体制となったCerevoでは、既存製品のサポートに加え、新規製品の企画・開発も継続。また、これまで培ってきたIoT家電への技術、リソース、ノウハウなどをスタートアップ企業に提供するとのこと。さらに、自社ブランドのハードウェア開発にとどまらず、共同開発・製造業務へも重点を置き、パートナー企業の事業価値を高めるべく協業するとしています。
Engadget 日本版からの転載。