位置対応のメッセージングは前から試行されているが、メッセージがストリームになり、グローバルになり、あるいは瞬間消滅型になるに伴い、今度は場所を限定したメッセージングでも、彼らなみのメジャーな勢力が現れるかもしれない。
ボストン生まれのDropもその候補の一つで、その名のとおりメッセージを一定の位置に‘drop’(落とす)できる。そして友だちがその場所に来たら、そのメッセージを見つけることができる。同社は本誌主催のBoston TC Meetup + Pitch-offで優勝をかっさらった。
このプラットホームに登録すると、まず現在位置の地図が現れる。書いたメッセージはその位置に自動的にドロップされ、写真なども含めて特定の友だち(単・複)がその位置に来たときに見る。たとえば、高校に入学したばかりの子どものために、最初の登校日の前にその高校にメッセージをドロップしておく、とか。仕事で苦労している親友のために、彼/彼女の仕事場にメッセージを落としておくのも、よいかもしれない。デートコースの随所に、事前にメッセージを置いておくと、デートの楽しい演出になるだろう。
同社はApp Storeで二日前にローンチしたばかりの若い企業だが、ファウンダたちは、今後の新しい機能のビッグアイデアを持っている。家とか職場とか特定の位置にユーザをもっと簡単に結びつけられるようにしたい。ナビゲーションしやすいUIにしたい。収益化の構想も、すでにある。広告主たちが、熱心なユーザ以上に好むものは、位置情報だ(“ここらでうまいラーメン食いたいならここ!”)。そのための仕組みは、Dropにすでに組み込まれている。
このアプリはApp Storeですでに入手できる。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))