去る6月にFacebookは、公開記事をフォローするための機能をいくつか提供していくと発表したが、その約束が実行され始めているようだ。
具体的には、デスクトップのニュースフィード横に「トレンディング」トピックスのセクションを表示するテストが行われている。最初に報じたのはWall Street Journalで、スクリーンショット(左の画像)には、ほぼ誰もが想像する内容 ― 記事へのリンク一覧のボックス ― が描かれている。
Facebookの広報担当者から以下の声明が私宛に送られてきた。
われわれは、Facebookで今トレンドになっている記事を表示するニュースフィードのユニットを試行している。現在は米国のごく少数ユーザーにのみ提供されており、まだ開発の初期段階にある。広く公開することが決まった際には詳細をお知らせする。
Facebookは過去数ヵ月間、こうした傾向の動きを見せている。6月には検索可能なハッシュタグを導入し、あるトピックにまつわる人々の会話を読みやすくした。その時同社は「公開イベントや、人、トピックに関する興味深い議論を見つけやすくする機能をいくつか公開していく」と言っていた。そして8月には、モバイルウェブユーザーの一部にトレンディング・トピックスを表示し始めた。
トレンドに基づくナビゲーションは、ハッシュタグ導入のごく自然な延長線上にあるので、Facebookが個々の機能の公開にこれほど時間をかけているのは奇妙に感じる。しかし、Facebookにおける〈公開対プライベート〉の力学は、Twitter(ハッシュタグやトレンディング・トピックスが既に定着している)とは大きく異なるため、Facebookはこのアプローチがプライベート性の強いモデルにどう働くかを慎重にテストしているのだろう。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)