Facebook、友達のタグ付けに代わる「配慮ある」通知方法をテスト中

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今日の午前、友達が私をタグ付けしたFacebookの投稿には、どこかの女性がフラフープを…お尻で回しているところが写っていた。彼はこれを面白いと思ったようだ。幸い私はタイムラインレビューをオンにしているので、この種のコンテンツがいきなりプロフィールに表示されて友達や家族全員に見られることはない。しかし将来は、この種のタイムラインスパムの恐れなしに、相手に見てほしい投稿を知らせる方法ができるかもしれない。Facebookは、友達にFacebook通知経由で投稿を知らせる「配慮ある」方法をテストしていることを認めた。

最初にこれを伝えたのはSocialTimesで、読者の一人が送ってきた写真(下図参照)には、投稿作成時に表示された新しいオプションが写っている。オプションには「この投稿について少数の友達に通知する」とあり、メガホンの小さなアイコンが描かれている。

投稿やコメント内で友達をタグ付けする代わりに、この新しいリンクをクリックして、注意を喚起したい友達を選ぶことができる。こうすることで以前と同じように通知が送られる。しかし、投稿にダグ付けされた場合と異なり、コンテンツが自分のプロフィールページに表示されることはない。

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一方、投稿やコメントで友達をタグ付けする必要がなくなることで、コメント欄はすっきる(イベントの告知やニュースを知らせるために友達をタグ付けすることは、頻繁に行われている)。

こうすることで、読者は友達に伝えるために付けられたタグの山を見ることなく、話題に集中できる。

Facebookはこのテストの存在を認めたが、実際に機能を公開するかどうかについては何も言っていない。

しかし、実際にはカナダ、英国、およびフランスでは、少数のiOSおよびウェブユーザーがこの機能を試行している(これは、残念ながら私は当分トライアルに参加できないことを意味している。タイムラインレビューは続く!)

もちろん、これまでにもFacebookは全員に公開されることのなかった物をたくさんテストしてきたが、これは有望だ。新機能は現在Facebookが抱える厄介な状況 ― 注意を引くためにタグ付けしなくはならない ― を解決しようとしている。より直接的な通知の方が受け手にとってはずっといい。ただしこの機能は投稿する側の協力も必要とする。また、もし今後もタグ付けの方が簡単で、わかりやすければ、ユーザーは新機能を無視して使い慣れたものを選ぶだろう。しかし、それこそがこのテストの決めることだ。

Facebookの広報担当者は、以下の声明でテストの存在を認めた。

「特定の友達が特に興味を持ちそうな記事を投稿する時 ― 相手には必ず見てほしいものだ。記事やコメント欄で友達をタグ付けする代わりに、より配慮ある方法で通知を送れるようになる」

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook