Facebook、広告データの監査を第三者機関に依頼

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昨年広告データの一部を誤って報告していたことを認めたFacebookは、「当社が広告パートナーに伝える情報の正確性を検証」するために、メディア調査の業界団体であるMedia Rating Council(MRC)の監査を受けることを発表した。

昨年Facebookが明らかにした誤りは比較的小さなものだったが、Facebookが提供するデータの改善および第三者によるデータ検証を求める広告業界の声を後押しする結果となった。

FacebookはMRCによる監査を発表したブログ記事で、 広告が実際に画面表示された時間と、広告の50%および100%が表示された時間をもっと詳しく(ミリ秒単位)報告することも書いている。これで広告主は、実際に見られることのない広告に金を払っているのではないかという不安を緩和することができるだろう。

さらにFacebookは、24社の独立団体と協力して広告測定を行うほか、ビデオ広告の購入方法に新しいオプションを追加する。例えば広告主はビデオ全体が見られた時にのみ支払うことが可能になる。

「様々な分野の400万を超える広告主のパートナーとして、われわれは透明性と選択の自由を提供すると共に説明責任を果たしたいと考えている」とFacebookは言った。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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