Facebookの広告売上の1/3近くがモバイルプラットフォームから来ていることが、同社の最新業績報告からわかった。Facebookの全広告売上12.5億ドル中、約3.75億ドルは同社の新しいモバイルアプリ・インストール広告などから来ている。
前四半期、モバイル広告売上は3.059億ドルで、全広告の23%だった。つまり、対前四半期では22.5%伸びている。
現在Facebookは、月間10億人のユーザーの約3/4がモバイル端末を使っているため、このプラットフォームから相応の収益をあげる必要がある。アナリストや投資家たちは、Facebookがデスクトップ広告からモバイルへといかにうまく転身できるかを凝視している。
AppleやGoogleと異なり、Facebookは自前のスマートフォンOSやハードウェアを持っていない。デスクトップのFacebookプラットフォームでゲームやアプリに対して行っているような、アプリ販売やアプリ内購入による売上はない。
広告は、Facebookがモバイルユーザーを収益化する鍵となる方法だ。昨年中頃まで、Facebookには本格的にモバイル端末から収益をあげるプログラムがなかった。しかし、その後モバイルニュースフィード内のアプリ広告に積極的に乗り出した。アプリの発見やユーザー獲得は世界中のモバイルデベロッパーにとって未だに困難な問題であることから、モバイルニュースフィードは絶好の機会だった。
昨日、Facebookの広告担当製品ディレクター、Gokul RajaramはニューヨークのTechCrunch Disruptで、モバイルインストール広告は「業績好調であり、真に質の高い行動を起こすユーザーを広告主に送り込んでいる」と語った。
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(翻訳:Nob Takahashi)