全世界で32%の女性従業員をもつFacebookには、性別による賃金格差がないようだ。Facebookの人事責任者、Lori Golerによる。
米国では、男性が1ドル稼ぐのに対して、女性は約0.76ドルしか得ていないと、2016年のGlassdoorの調査は報告している。IT業界の性別格差は米国平均(5.4%)に近く、業界では中程度に位置している。とはいえ、コンピュータプログラマー(28.3%)、CADデザイナー(21.5%)、ビデオゲームアーティスト(15.8%)等、格差の著しい技術職種もある。しかし、どうやらFacebookには、これらのデータがあてはまらないようだ。
われわれは確かな賃金平等を実現するため、給与形態を定期的に見直しており、これを何年も前から行っている」とGolerはFacebookブログに書いた。「同等の仕事をしている男女の給与を比較する、入念な統計的分析を実施している。Facebookでは、男も女も同じ収入を得ていると報告できることを誇りに思う」。
Facebookには、性別賃金格差はないかもしれないが、依然として性別による採用格差をはじめ、労働に関する様々な性差別がある。Facebookは米国で、白人55%、アジア系36%、ラテン系4%、黒人2%であることが、最新の多様性レポートに書かれている。
「もちろん、まだやるべきことは常にある」とGolerは書く。「しかし私たちは、賃金平等のリーダーであることを誇りに感じ、これに言及する必要すらなくなる時が来ることを待ち望んでいる」。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)