Facebook本社で犬種判別人工知能に挑戦――フリードランダーのJudah vs. the Machinesビデオ

人工知能を作るにはまずいろいろと教え込まねばならない。犬種を判別させるなら、見たところボロ雑巾みたいに見える犬も何という犬種なのか教える必要がある。

Judah vs. the Machinesシリーズはコメディアンで俳優のジュダ・フリードランダーが「人類を救うために人間が世界のトップ人口知能と対決する」という番組で、今回はFacebookの本社に応用機械学習チームを訪れた。

フリードランダーは サタデー・ナイト・ライブの内幕パロディーとして人気を博した NBC放映の30 RockシリーズのFrank Rossitano役が有名だ。フリードランダーはメンロー・パークのFacebook本社、1 Hacker Wayを訪問し、世界最大のテクノロジー企業で人々が働く様子を観察した。無料ランチなどFacebookの福利厚生を十分体験した後、フリードランダーは機械学習チームと対決した。といってもフェイクニュースやFacebook Liveのライブ配信に不適当なコンテンツを判別するために現に用いられている人工知能ではない。犬の種類を判別するコンピューター・ビジョンだ。

フリードランダーは応用機械学習チームの責任者、ホアキン・カンデラ(Joaquin Candela)からFacebookでの人工知能の利用について説明を受けた。自然言語理解についての会話ではFriedlanderは自分のアイディアをいくつか述べた。その後、犬種当て人工知能と対決したが、その様子は上のビデオご覧いただきたい。

FacebookのAIはもちろん完全ではない。しかし犬種の見分けに関してはフリードランダーを上回ることに成功した。おかしなことにフリードランダーとAIの双方を迷わせた犬種はプーリだった―マーク・ザッカーバーグの愛犬、Beastで有名な犬だ。 Facebookがなぜ人工知能に犬を判別をさせようとしているのかは不明だが、数秒で曲名を教えてくれるShazamのようなサービスが人気なら、犬を判別するバージョンがあってもいいのかもしれない。

Judah vs. the Machinesの他のエピソードはこちらから視聴できる

〔日本版〕ビデオでは0:48あたりから普段見る機会が少ないFacebookキャンパスが紹介されている。1:33から無料カフェテリアや広場に置かれたピンポン台などが紹介される。2:30から機械学習のチーフ、ホアキン・カンデラの話を聞いている。カンデラは「人工知能でFbの投稿を翻訳するのは難しい。きわめて多種類の言語が用いられている上にセンテンスにいきなり絵文字が使われたりする」と困難さを述べるとフリードランダーは「それでは絵文字言語を作ったらどうか?」と半分真剣な提案。「どの投稿を無視したかも情報となる」という説明に「Facebookはわれわれをスパイしているのか!」とジョーク。3:30から犬種判別チャレンジ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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