もし、人々がインターネット上で何かに多くの時間を費やしているなら、そこにFacebookが一枚加わろうとすることは間違いない。彼らの新たな探究の旅はゲームストリーミング。TwichとYouTubeに支配されている分野だ。今日(米国時間6/6)Facebookは、World Of Warcraftのメーカー、Blizzardと提携して、同社のゲームにソーシャルログインとFacebook Liveビデオストリーミングを組み込むことを発表した。まずは最新大ヒット作品のOverwatchから。
BlizzardのゲーマーはFacebookでログインできるようになるので、一緒にプレイする友達を探したり、ゲーム内コンテンツをニュースフィードでシェアしたりするのが簡単になる。Facebook Live APIにはプレイ中の画面をライブストリームする機能が含まれている。Facebookユーザーはゲーマー友達がモンスターと戦ってレベルを制覇するのを見ながら、リアルタイムでコメントを残すことができる。
Amazon傘下のTwitchサービスは、毎月1億人が利用しているが、Facebookとつながっているゲームは6.5億人がプレイしているので、この新機能の膨大な可能性が想像できる。
今やビデオゲームは観戦スポーツとなり、FacebookはESPN[米スポーツ専門TV局]への道を進もうとしている。
FacebookはTwitchに追いつかなくてはならない。Twitchはその〈プレイヤーピクチャー・イン・ゲームプレイピクチャー〉ビデオストリーミングとライブチャット機能を何年もかけて磨いてきた。専用のインターフェース、ビデオクリエーターのための広告や定期利用収益化オプション、および繁栄するゲーマーコミュニティー等、追いつくのは容易ではない。
しかしFacebookは、その巨大なユーザー基盤と高度なストリーミング用バックエンドを活用し、ソーシャルグラフを武器に戦う。
もしFacebookが、ゲームのライブストリーミングはゲーマーだけでなく、一般視聴者にとっての次の大物だと本気で信じているなら、他では得られないようなビュー数をプレイヤーに与えられるだろう。
その昔Facebookは、FarmVilleに後押しされたデスクトッププラットフォームを持つカジュアルゲーム世界の中心地だった。人々は自分のデジタル都市や牧場を維持するために、何時間も考えることなくクリックし続けた。Facebookによる次のゲーミングへ界参入は、ユーザーにとってさらにシンプルかもしれない。自分はプレイすることがない。ただ観戦するだけだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)