Facebookはチャットボットをまだ諦めていない。今日(米国時間6/28)同社は、メッセージを送りたくなるような面白いチャットボットを見つけるためのハブ、DiscoverをMessengerの中に作った。
これはFacebookが F8カンファレンスで発表したもので、このたび米国ユーザーに公開された。Facebookはこれをユーザーが企業やブランドともっと便利にやり取りする新しい機会と位置付けている。Discoverは、面白そうなチャットボットを見つけるための場所だ。カテゴリー別にロボットを眺めて機能を調べ、最近使ったボットを確認することもできる。
ボットを見つけやすくなることは確かだが、この機能はむしろチャットボットというメディアを改めて宣伝するためであるように思える。
Messengerは、新機能に関して「とにかくやってみる」という手法で知られている。更新頻度はFacebookのメインアプリ以上で、昨年は約2週間ごとだった。そしてMessengerではチャットボットを強く推している。チャットボットの基本となる考えは非常に興味深いが、あまりにも賢くないので使っている人が多いようには見えない。
友達とのメッセージスレッドの中にこの機能が入ることで、これが音声アシスタント型ロボットというよりも、便利なツールとして扱われることをFacebookは期待している。
すでにFacebookは、AIアシスタント「M」によってMessengerにDNAレベルでチャットボット風機能を実現しているが、ユーザーと企業が自動的に対話できる環境を作ろうとしている。Facebookページをブランドの標準ホームページとして推進するとともに、Messengerを企業との標準コミュニケーション手段にしたいとFacebookは考えている。
Discoverという新しいプラットフォームが導入されることで、チャットボットへの関心が高まることは間違いない。果たしてデベロッパーはこれに乗るのか、それともトレンドは消えてしまうのか今後に注目したい。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )