iPhoneユーザーがカメラロールの写真を整理するのを速く、かつおそらく楽しくするアプリを2つ紹介する。iPhoneの写真を簡単に削除できるようにすることでストレージ容量を空けることができる。Flicと、公開されたばかりのCleenは、どちらも「カメラロールのためのTinder」と言ってもよいだろう。人気の出会い系アプリと同しように、ユーザーは写真を左か右(Cleenでは上か下)にスワイプして削除あるいは保存する。
2つのアプリは非常によく似ている。どちらもシンプルなデザインで、殆ど設定の必要がなく使い方も簡単だ。
Flicの使用体験はTinderに似ている。アプリを開いて写真へのアクセスを許可すると、メイン画面に写真が1枚ずつ表示される。その写真をごみ箱に捨てたければ左にスワイプする。とっておきたければ右にスワイプする。間違えた時のための「Undo」ボタンもある。
処理した写真が増えると、「ごみ箱」が一杯になってくる。ごみ箱を空にして写真を端末から削除するとどれだけスペースが増えるかも表示される ― 削除前にごみ箱の写真を見直すこともできる。
今日公開された新しいアプリのCleenは、Tapsbook.comの共同ファウンダー、Sherwood Yaoの作品で、やや異なる体験を提供する。左右にスワイプして削除または保存する代わりに、こちらは上にスワイプするとお気に入り、下にスワイプすると削除だ。ごみ箱の中の写真はいつでも確認できる。
Cleenでは、表示される写真がライバルのFlicよりやや小さいため、細かい部分を見て削除するかどうか決めたい時には少々不便だが、追加機能がいくつかある。「お気に入り」オプションを使うことによって、iOSの「お気に入り」アルバムに写真を追加することができる。これはiOSの写真アプリでハートアイコンを一つづつタップするよりずっと早い。さらに「あとで」機能は、お気に入りにするか削除するかすぐには決められない写真を後回しにできる。
シンプルなツールではあるが、FlicやCleenのようなアプリは、今やめったにデスクトップやノートパソコンに端末を繋がなくなったiOSの世界では、非常に重要な役割を果たす。パソコン上ではどのファイルがストレージを占めているかをもっと詳しく知ることができる。
覚えておいでだろうが、iOS 8が公開された時、多くのiPhoneユーザーがアップグレードを控えたのは、WiFi経由のインストールに多くのスペースが必要なためだった。アプリや写真を削除すてスペースを空けるユーザーも多くなったが、よく状況もわからずにやっていることもある。これらの写真管理アプリを使えば、削除した写真がどれだけのスペースを空けてくれるのを簡単に知ることができる。
ああ、誰かアプリ用にも作ってくれれば…
Flic(1.99ドル)とCleen(無料)はiTunesでダウンロードできる。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)