おもしろい展開だ。チームがコードを共有するための共有リポジトリを提供するサービス、という点では多くの点でGitHubと競合するGitLabで、その継続的インテグレーションとデリバリ(continuous integration and delivery(CI/CD))の機能がGitHubをサポートすることになった。
今日(米国時間3/22)ローンチするその新しいサービスは、GitLabがホストするサービスの一環だ。2019年の3月22日までは無料で利用できるが、その後は、GitLab.comの有料のSilverティアへ行く。
GitHubもやはり、そのコアツールの上の層としてベーシックなプロジェクト管理やタスク管理のサービスを提供しているが、しかしDevOpsのライフサイクルのほとんどの部分はパートナーたちにまかせている。GitLabは、複数のコードリポジトリを統合するなど、もっと完全なCI/CDソリューションを提供しているが、GitLabの人気もけっして低くはないけど、GitHubはデベロッパーや企業による知名度ではGitLabを大きく引き離している。というわけで今回GitLabは、コードをGitHubに保存しているけどより完全なCI/CDソリューションも使いたい、という新しいユーザー、とりわけエンタープライズユーザーを獲得したいのだ。
今度の新たなGitHubの統合により、デベロッパーは自分のプロジェクトをGitLabでセットアップし、それらをGitHubのリポジトリに接続できる。するとデベロッパーがコードをそのGitHubのリポジトリへプッシュするたびに、GitLabがそのプロジェクトのCI/CDパイプラインを動かし、ビルドとテストとデプロイを自動化する。
GitLabのCEOで協同ファウンダーのSid Sijbrandijはこう述べる: “継続的インテグレーションとデプロイメントは現代的なDevOpsの根幹だ。今回の新しいサービスにより、GitHubをコードリポジトリとして使っている企業やオープンソースのプロジェクトは、GitLabの、業界のトップを走る高度なCI/CDサービスを利用できる”。
なおGitLabは、AtlassianのBitBucketの、今回とよく似た統合も提供している。