先週Googleは、若い女性がプログラミングに興味を持ち、業界の男女格差を減らすことを目的とする新ちな取り組み “Made With Code” をスタートさせた。背景にあるアイデアは、スマートフォンのアプリからお気に入りの映画まで、若い女性の大好きなものがプログラムで出来ていること、そして学習したスキルを自分自身の情熱に応用できることを教えることにある。
Googleは、同プロジェクトに今後3年間で5000万ドルを投資する。Made With Codeでは数多くのパートナーがコミュニティーの育成を助ける。Chelsea Clinton、Mindy Kaling、MITメディアラボ、全米ガールスカウト、Girls Inc.、Girls Who Code、National Center for Women and Information Technology、およびメディアパートナーとしてTechCrunchも加わる。
Made With Codeウェブサイトには、子供たちがプログラミングを学ぶためのリソースやプロジェクト、仲間、あるいはメンターと問題やプロジェクトについて議論するためのコミュニティ、そして地域のイベントに関する情報等が提供されている。すべては、未来のテクノロジーに関して、女性が主役の座につくための取り組みだ。
数字で見る限り、米国女性のコンピュータ・サイエンス学科人気は減少している。
Google XのEVP Megan Smithは、これを変えることのできる要素はいくつかあり、いずれも手の届くところにあると説明する。第一に、若い女子にコーディングをやってみるよう薦める、たとえ薦める人自身に技術的素養がなくても。「誰かにコーディングを薦めるために、あなたがコードの書き方を知っている必要はない」。
さらにSmithは、一部の女の子たちにとっては、コーディングをやってみる明確な手段がなく、目標にするヒーローもいないと指摘する。テレビ番組の中でさえ、コンピュータ・サイエンスといえば女性より男性に代表されることの方がずっと多い。
Made With Codeはこうした問題を解決すると共に、若い女性にコーディングしてみるよう勇気づけることを他の人々にも薦め、目指すべき人物像を示せることを目標にしている。
発表イベントの様子と、関係者のインタビューを下のビデオに収めてある。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)