Googleによると、今年2月以来のGoogle検索で20件に1件が医療・健康に関連するものであり、よくある健康状態に関する検索クエリに対して、同社の知識グラフを活用して正しい医療情報をすばやく表示している。これまでは約400種類の健康状態について、そのように改善された検索結果を表示していたが、今日公開されたアップデートでは、その数を900近くに増やし、その中には多数の顧みられない熱帯病も含まれている。
Googleは、同機能のデザインにも変更を加え、表示方法や表示される場面も変わる。例えば、“Frostbite symptoms”[凍傷の症状]を検索すると、凍症の「症状タブ」に直接飛ぶ。
同社は医者グループの協力を得て、表示される情報を「収集・検証」していると言っている。
医師側からもGoogleに対して、患者が検索した情報をプリントしやすくして診察時に持ってこられるよう要望しているようだ。このアップデートで、Googleは知識グラフの情報を載せたPDFをダウンロードできるようにした。
現在この機能は米国で英語のみで提供されているが、Googleは他の言語や地域にも拡張していく計画だと話している。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)