Googleは半年に一度、過去1年間にどの国の政府がユーザーのデータを要求したかを、要求回数、削除要求したコンテンツ数等に分けて世界に公表している。
公開されるデータは12ヵ月前の数字なので、その価値はやや薄れる。リアルタイム情報がわかればもっと面白いのはもちろんだが、それでも数字は興味深い。2013年後半、Googleが受けたコンテンツ削除要求数は減少した。わずかな変化はそれ自身注目に値しないが、その理由は興味深い。
2013年前半の削除要求回数がやや減少していることに気付くだろう。これは、同期間中にトルコからの要求が急増し、その後減少したためである。一方ロシアからの要求は前回報告時より25%増加している。タイおよびイタリアからの要求も増えた。
もし各国の国内混乱と、その国あるいは国民からのデータ要求数を比較したグラフを作ったらどうなるだろう。私は、ほぼ直接の相関があることに少額賭けたい。
もっと興味深いのは、データ要求数が、混乱の先行指標になっているのか遅行指標なのかだ。果たして政府からの要求は、抗議行動等が起こるより前なのか後なのか?
Googleが来年公開する2014年のデータで、ロシアの数字が上昇することに賭ける人はいるかな?
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)