Googleは、ソーシャルネットワークやコミュニケーションサービスでは遅れをとっていると批判されることもあるが、彼らも追いつこうと必死に取り組んでいる。今日(米国時間5/19)Googleは、新しいビデオ通話アプリ、Duoを発表した ― AndroidおよびiOS端末用の高解像度ビデオ通話アプリだ。
Duoは、Googleの新しいスマートメッセージングアプリ、Alloに続いて披露された。なぜ別アプリにしたのか? いくつか理由があるようだ。第一に、ユーザー体験をシンプルで軽量にするため。第二に、他社とは少し違うことをしたかったから。例えばFacebookは、Messengerに基本であるテキストメッテージ以外に、スマートボットや音声およびビデオチャット等を加えて強化している。
AlloはGoogleのアシスタントボットや多くの友達との対話に焦点を絞っており、Messenger等のアプリと似ているが、Duoを比較するなら、1対1の対話に使用するAppleのFacetimeだろう。
アプリが公開されるのはおそらくこの夏(Alloも同様)だ。Goolgeが今日披露した機能の一つはブレビューで、実際に接続される前に、かけてきた相手のリアルタイム画像を見ることができる。GoogleはこれをKnock Knockと呼んでいる。
もう一つ、Duoが自慢するのはビデオの実装技術だ。Googleは、ネットワークが超高速でも貧弱でも動作するといっている。これだけでも、もし本当なら、HangoutやSkypeの通話を邪魔されたことのある人にとっては驚きだろう。
Duoは、WebRTCを作ったチームが開発しWebRTCを使っていると、技術担当ディレクターのErik KayがI/Oのステージて語った。新たなプログラミングプロトコル、Quicを使って開発されており、これはGoogleが昨年、ウェブ上に大量データを流すアプリケーションの高速化する方法として提供したものだ。
Googleによると、DuoとAlloが公開された後も、Hangoutはモバイルアプリとして残るということだが、Hangoutの歴史 ― 良くも悪くも ― は、Googleが全く新しいブランディングと体験のDuoを作った理由かもしれない。
Alloと同じくDuoも、モバイルキャリアーを迂回して電話帳のユーザーと通話することができる。他のビデオサービスとの相互接続については不明だ。
Alloが何ヵ月も前から公表されていたのに対し、GoogleはDuoをベールで覆い続け、Periscope対抗ビデオアプリとして最近リークがあっただけだった。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)