Google、最速で選挙結果発表へ―アメリカ大統領選、いよいよ本日投票

FILE - This Oct. 20, 2015, file photo, shows a sign outside Google headquarters in Mountain View, Calif. Google unveils its vision for phones, cars, virtual reality and more during its annual conference for software developers, beginning Wednesday, May 18, 2016. (AP Photo/Marcio Jose Sanchez, File)

今回のアメリカの大統領選〔日本時間11/8夜から投票開始、11/9朝に締切り〕に関して、Googleはオンラインでできるだけ速く正しい情報を伝えるためためにあらゆる努力を払っている。これには有権者登録を助けることから検索で簡単に投票場所の案内が表示されるようにすることまでさまざまな情報の提供が含まれる。

今日(米国時間11/7)Googleは、投票締め切り後直後に30言語で大統領選の結果を検索ページに表示する計画だと発表した。ウェブ検索で“election results”と入力すれば、詳しい情報が表示される 大統領選、上院選、下院選、知事選および州レベルの住民投票の結果が表示されるという。

表示内容は連続的にアップデートされ、常に最新の情報が得られる。Googleの公式ブログ記事に掲載されたスクリーンショットによれば30秒サイクルで情報のアップデートが行われるようだ。 トップに表示されるタブの切り替えで大統領選、上院選などさまざまな選挙戦の結果が表示される。結果表示には、たとえば、大統領選で勝利が決まるまでにあとどれほどの票数が必要か、上院、下院で選挙対象になっているのはどの議席か、州知事が改選されるのはどの州かなどが含まれる。

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データは民主党は青、共和党は赤という伝統色を用いており、主要な結果が見やすいフォーマットで表示される。

Googleはこれまでも有権者の投票を助けるためのさまざまなツールを提供してきたが、今回の選挙戦ではその努力をもう一段階アップさせた。たとえば、モバイル版、ウェブ版ともに、有権者は投票の登録投票方法(事前投票を含む)、 候補者リストを簡単に検索で知ることができる。またこうした投票ガイドラインはスペイン語でも提供される

Googleは有権者に投票を呼びかけるため、普段は真っ白な検索ホームページを大胆に使っている。加えてアメリカ国内ではGmailのトップにも投票できる場所も表示される。これは今回が初めての試みだ。有権者に投票を呼びかけるためにGoogle Doodleも活用される

Googleが努力をステップアップさせたのは、選挙に関してオンライン情報に頼る人々がますます増えているからだ。同社によれば、 “how to vote”(投票の方法)というフレーズで行われるGoogle検索のトラフィックは2012年の選挙に比べて233%もアップしているという。

選挙結果は投票締め切り後できるかぎり迅速に表示されるという。Googleによれば、YouTubで選挙結果を伝えるライブ・ストリーミングが行われる。これはNBC,、PBSMTVBloombergTelemundoThe Young Turksその他のメディアが参加している。視聴者は候補者討論会のストリーミング中継(および再生)をすでに2000万時間分も視聴しているということだ。

画像: Marcio Jose Sanchez/AP

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+