サイトの表示がモバイル・デバイスでは見づらいとGoogleはモバイル検索における表示順位を下げてしまう。サイトがモバイル対応を進めることを促進しようとするインセンティブだ。今日(米国時間3/17)、Googleはこの方針を5月以降さらに強化し、モバイル・ページを持たないサイトのランキングを一層低くすると発表した。
モバイル対応をサイトのランキングのシグナルに含めることが発表されたのは昨年だった。目的はモバイル・ユーザーの検索体験を改善することにあった。幸い、大半のパブリッシャーはこれに従ったのでスマートフォンなどからコンテンツを見るのは以前よりずっと楽になった。
Googleがサイトをモバイル化に対応させる努力を始めたのは2014年に遡る。このときにはモバイル・フレンドリーと認定されたサイトにそのことを示すバッジを付与するだけだった。その後数ヶ月して、前述のようにモバイル対応がランキングにも影響するようになった。
表示速度の改善は以前からGoogleの執念だった。数ヶ月前からGoogleはモバイルでサイトのロードを高速化するAMP(Accelerated Mobile Page)を導入している。
現在のところAMPの使用は検索ランキングのシグナルには含まれていないが、GoogleはAMPを強くプッシュしている。将来、AMPが検索順位に影響することになる可能性は高い。
Googleは自サイトがモバイル・フレンドリーであるかどうかチェックするためのツールを数多く提供している。これらのウェブマスター向けツールには「モバイル利用時のエラー」をすべてチェックできる機能が含まれている。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)