今年の9月、Googleは突然Chromecast Audioを発表した。そのアイデアは、Chromecastのコンセプト(ボタンひとつで、テレビにビデオを送ってスマホから操作する)をオーディオ専用にして、家にあるステレオセットにWiFiを利用したスマート機能を追加する。
ただし、一つ大きな弱点があった。Sonos等と異なり、同時に1台のChromecast Audioでしか再生できない ― たとえ家中にChromecast Audioがあっても、複数の部屋で同時に曲を流して、すてきなフルハウスサウンドを楽しむことはできない。
今日それが変わる。Chromecast Audioはマルチルームに対応した。この機能の設定方法は、グループを簡単にリアルタイムで作ったり消したりすることに焦点を絞っているSonosとは〈少々〉異なる。
Chromecast Audioでは、事前にグループを設定しておく。「家全体」グループ、「キッチンのスピーカー」グループ、「1階」グループ等を作れる。Chromecast Audioでオーディオグループを作るには、今使っているアプリからGoogle純製のChromecast アプリに一旦切り替え、グループを作り、元のアプリに戻ってその新しいグループに音楽を送る。
OK、Google:今度はこれをふつうのChromscastにも載せて、複数台のテレビにケーブル無しで同じ物を完全に同期して再生できるようにして、未来的スペースウィザードの気分にさせてくれ。
Chromecast Audioは、ハイレゾオーディオストリームにも対応した。最高96KHz/24bitロスレスのオーディオを扱えるようになり、これはワイヤレス基準では衝撃的な音質 ― CD以上だ。もちろん、オンボロのスピーカーの音がすばらしくなる魔法ではない ― しかし、今すでに高級なスピーカーセットを持っているなら、Chromecast Audioは遅れを取っていない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)