Googleが$3.4Mの学術投資によりモントリオールにAI研究チームを立ち上げ、とくにディープラーニングに焦点

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Googleが、モントリオールのInstitute for Learning Algorithms(アルゴリズム学習協会)におけるAI研究に450万カナダドル(340万USドル)を投資した。この学術ファンドは、モントリオールやMcGillなど、モントリオールのさまざまな学術機関の教職スタッフ7名による3年間の研究開発活動をカバーする。またこの投資は、ディープラーニングのエキスパートYoshua Bengioの仕事に対する支援の継続であり、機械学習とAI研究におけるカナダの強力な専門的能力への賭けの継続でもある。この二つの研究開発分野は最近ますます、同社の中核的事業にとって重要になりつつある。

そのためGoogleは投資と並行して、モントリオールの同社オフィスに、ディープラーニングとAIに関する新しい研究グループを立ち上げる。その新しいチームは、本社のあるマウンテンビューのGoogle Brainチームの遠隔支部になり、Hugo Larochelleが指揮する。このディープラーニングのエキスパートは、ボストンでTwitterの仕事をしたのち、まさにこの新しい職責のために、故郷のモントリオールに帰還していた。

Googleによると、同社のこれまで10年間のカナダの学術研究への投資は、総額で1300億カナダドルぐらいになる。とくに今回の投資は、モントリオールでこれまで進めてきたAIスーパークラスターの形成を支援し、今それはAIスタートアップと学術研究の双方にとって、彼らが育つ温床になりつつある。Googleは、ウォータールーのエンジニアリングオフィスによっても、カナダにおける重要なプレゼンスを維持し、また多くのディープラーニング研究においてトロント大学のコンピューター科学教授でAIのエキスパートであるGeoffrey Hintonと協働している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))