GoogleはChromeブラウザー用の新しいペアレンタルコントロールを準備中だ。現在のシステムは親子以外のそのほかの規制も含む“Chrome Supervised Users”と呼ばれる機能で、これは近く閉鎖される。この機能の現在のユーザーには、今週中にシステム切り替えを通知するメールが行く。
Chrome Supervised Usersがベータでローンチしたのは2013年で、特定のWebサイトへのアクセスをブロックしたり、SafeSearch機能で検索結果をフィルタしたり、訪問したWebサイトの履歴を保存したりできた。
ユーザーに送ったメールでGoogleは、その機能が今や非推奨だ、と言っている:
“Chrome Supervised Usersをベータでローンチした4年前に比べると、Chromeも、そしてコンピューター機器の使い方も大きく進化した。私たちもこの4年間に多くを学び、ユーザー自身やそのご子弟のユーザー体験の改善を求めるフィードバックもいただいた。そのフィードバックに基づいて今私たちは、家族のニーズに応えるChrome OSの新しい監督機能を作っており、本年後半のローンチを予定している。”
2018年1月12日(金曜日)よりユーザーは、監督対象ユーザーを新たに作ったり、インポートすることができなくなる。ただしChromebook, Windows, Mac, およびLinux上では既存のChrome Supervised Usersの利用は継続できる。
そして2018年1月15日には、chrome.com/manageによるリモート監督が使えなくなる。それにより、子どもたちなどの現在の閲覧制限を変えることはできなくなる。
メールはさらに、Family Linkによるペアレンタルコントロールを紹介している。9月に一般公開でローンチしたこのサービスでは、親が子どものGoogleアカウントを作り、Chrome for Androidの閲覧履歴を管理できる。
つまりそれはモバイルのみの機能だが、Chrome Supervised Usersはデスクトップが対象だった。
2018年の後半に登場する新しいペアレンタルコントロール機能は、Family Linkをデスクトップに拡張したものかもしれない。それについてメールは何も言っていないけど。