GoogleがChromecast Audioをお蔵入り

Chromecast Audioは、もうない。“無能な”スピーカーでもGoogleのChromeCast族の一員にできるオーディオドングルの生産を、Googleは停止した。欲しい人はお急ぎを。Googleは今残っている在庫を、定価の35ドルではなく$15ドルで売っている

Googleの声明文は曰く: “弊社のプロダクト群は進化を続けており、ユーザーがオーディオを楽しめるための製品も今や多様化している。したがって当社は、Chromecast Audio製品の生産を停止した。今後も当社はChromecast Audioデバイスのサポートを続けるので、ユーザーは音楽やポッドキャストなどを引き続きエンジョイできる”。

ChromecastそのものはGoogleの大ヒットになったが、Chromecast Audioはつねにニッチにとどまっていた。

明らかにGoogleの今の関心は、人びとがGoogle HomeプロダクトとAssistant、あるいはパートナー製のCast対応スピーカーを買ってくれることにある。Google HomeデバイスはBluetoothスピーカーに接続できるが、今ユーザーの家にあって彼らが気に入っているスピーカーは高い確率でBluetooth非対応だ。Googleは当時、“Bluetoothアダプターは不格好だ”と言っていたが、これからはその逆を言わなければならないだろう。

Chromecast Audioがローンチしたのは2015年で、Chrome Castの第二世代と同時発売だった。その後Chromecast Audioは何度もアップデートされ、マルチルームなどの機能もサポートされた。Googleは今、Chromecast Audioユーザーのサポートは当面続ける、と言っているから、すでに持ってる人も、あと数年は大丈夫だ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。