Googleが自社のサービスを駆動するために使っているクラウドサービスは、一級品だ。しかしあまりにも長きにわたって同社は、成長著しいクラウドコンピューティングの分野で地歩を築くことができなかった。その一方で、AmazonのAWSやMicrosoftのAzureといった競合相手は、どんどん伸びている。そこで同社は、この船を正しい方向へ向けるために、昨年BeBop Technologiesを3億4800万ドルで買収し、Google Cloud Enterpriseを担当するVPとしてDiane Greeneを迎えた。
Greeneは9月に本誌が主催するDisrupt SFで、Googleのクラウドにおける意欲と、多くの企業をGoogleのプラットホームへ連れてくるための彼女のプランを話してくれるだろう。
エンタープライズ経験の長さと豊富さで、Greeneの右に出る人はいない。BeBopを自分の企業として立ち上げる前には、彼女はVMwareのCEOだった。そこで彼女は、同社のEMCによる買収などの交渉を、差配してきた。また2007年のVMwareのIPOも彼女が担当し、そして2008年に同社を去った。
Greeneは2012年以来、Googleの取締役だから、同社にとって彼女は他人ではない。同じビジョンを共有している仲だ。
この前の本誌インタビューで、彼女はこう言っている: “エンタープライズに関しては、今はGoogleの出番だ。Googleには外部に提供したいものがたくさんあり、しかもそれらの状態がとても良い。エンタープライズ方面の取り組みもかねてから多く、しかもそれらは、Google内部のいろんなもののセットアップに良い結果をもたらしている”。
Googleのエンタープライズ提供物は、それらを今や同社の大量のリソースが支えている。ディスラプトでも、この点が話題になるだろう。
Disrupt SFは再び第48埠頭で行われる。先着順のチケットはまだ少し残っているが、ただし、ほんの少しだ。
ディスラプトを開催できるのも、スポンサーのおかげだ。スポンサーになっていただける方は、sponsors@techcrunch.comにメールをいただきたい。