メッセージングに関するGoogleの戦略は今も混乱してる、と感じる人が多いと思うが、Hangouts, Hangouts Meet, Hangouts Chat, Allo, Duoとたくさん並べたGoogleが考えているのは、Allo/Duoは消費者用、Hangouts Meet/Chatは企業ユーザー用、という分け方なのだ。Hangoutsそのものはどうなるのか、それは今やぼくにも分からないが、たぶんGoogle自身にも分からないだろう。しかしはっきりしているのは、AlloとDuoは立派なメッセージングとビデオチャットのアプリなのに、ユーザー数が伸びないことだ。でも、もしかしてDuoのユーザーかもしれない読者には、今日(米国時間3/7)良いニュースがある。電話をして相手がいない(または出ない)ときには、音声とビデオでメッセージを残せるのだ。
Duoのユーザーは30秒のメッセージを残せるし、相手はそれをDuoアプリで見られる。そして折り返し相手がかけてきたときには、ふつうに出てもよいし、ビデオメールを送らせてもよい。
Googleによるとすべてのメッセージはエンドツーエンドで暗号化されており、今回のアップデートは今日からAndroidとiOSのユーザーへ展開され、数日後には全世界のユーザーに行き渡る。
GoogleのAllo/Duoという二本立て戦略が有効だとは思わないし、メインストリームのユーザーはそもそも無関心だと思うが、ビデオチャットアプリとしてはDuoは良くできており、おもしろい機能もいくつかある。しかし、Alloと同じく、ぼくの友だちはだれ一人として使っていないし、ビデオチャットならHangoutsにすでに完璧なオプションがある。