Googleアシスタント対応デバイスがいよいよApple Musicをサポート開始

Google(グーグル)は米国時間12月7日の朝、米国やイギリス、フランス、ドイツ、日本でGoogle NestなどのGoogleアシスタント対応スマートスピーカーやディスプレイに、Apple Musicのサポートを追加すると発表した(Googleリリース)。これによりNest AudioやNest Hub Max、Nest Miniを含むGoogleのスマートスピーカーでApple Musicの楽曲、アルバム、プレイリストを音声コマンドで再生できるようになる。

今回のアップデートにより、グーグル独自のスマートスピーカーは、Apple(アップル)のHomePodや新モデルのHomePod Miniだけでなく、2018年後半からApple MusicをサポートしているEchoのようなAlexa対応スマートスピーカーとの競争力を高めることができる。

グーグルのデバイスでApple Musicから楽曲をストリーミング再生するには、まずGoogle HomeアプリでApple Musicのアカウントをリンクしてから、オプションでApple Musicをデフォルトの音楽サービスとして設定する必要がある。すると、たとえば「Hey Google, play New Music Daily playlist(ヘイ、グーグル、新しいMusic Dailyのプレイリスを再生して)」や、「Hey Google, play Rap Life playlist(ヘイ、グーグル、Rap Lifeのプレイリストを再生して)」といった音声コマンドを使用したり、あるいは特定の曲やアーティスト、またはプレイリストをリクエストしたりできるようになる。

また、ユーザーはジャンルやムード、アクティビティに基づいてGoogleアシスタントに音楽のストリーミングを指示したり、「Hey Google, play my library(ヘイ、グーグル、自分のライブラリを再生して)」といって、Apple Musicに自分の曲のライブラリからストリーミング再生を指示することもできるようになる。

さらにApple Musicはマルチデバイス環境でも動作し、グーグル製デバイスの所有者が一度にすべてのスピーカーでストリーミングしたり、あるいは1つのデバイスから他のデバイスに音楽を移動したりできるようになる。

現在のところ、グーグル製スマートスピーカーのオーナーの多くはSpotify、Pandora、Deezerなどのサードパーティーのサービスを利用しており、これらはGoogle Homeアプリですでにサポートされている。しかし、Google Play Musicの長年のユーザーは同サービスが閉鎖(未訳記事)されYouTube Musicと統合されたことを受けて、新しいサービスに移行するかグーグルのエコシステム内に止まるかを決断しなければならなかった。その結果、以前Google Play Musicを利用していたユーザーの一部はライブラリ機能を利用するために、Apple Musicに移行した。

Apple Musicではユーザーが自分の音楽ライブラリに最大10万曲(Appleサポート)を登録できるが、これは一部のGoogle Play Musicのユーザーにとって魅力的だ。また、Apple Musicは7000万曲以上をオンデマンドで広告なしのストリーミングで提供している。

グーグルによると、Apple Musicのサポートは本日から対象デバイスに展開されるという。

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カテゴリー:ハードウェア
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(翻訳:塚本直樹 / Twitter