Google光ファイバー対ブロードバンド―Googleが爆笑ビデオを公開

ユタ州プロボ市には数ヶ月以内にGoogle光ファイバーが敷設される予定だ。そこでGoogleはこのソールトレークの北の小さな町の住民に光ファイバー接続のすばらしさを説明する必要があった。

そこで作られたのがこのビデオだ。裏庭でバスローブ姿の男が組み立て式プールに庭園用ホースで水を汲み入れている。これがブロードバンドだ。と、そこへ消防車が駆けつけて放水銃で水を噴射しはじめる。さらに消防士2人が消火ホースを引っ張ってきて全力で放水する。これがGoogle光ファイバー・サービスだ。

Consumerist誌はこのビデオは誇張だと言っている。最近の地域別ダウンロード速度調査によればプロボの速度は全国平均を上回る21.5 Mbpsだったし、最近のカンサスシティーでのGoogle光ファイバーの平均速度は50Mbps前後だったそうだ。

しかし私はこのビデオを見て笑いをこらえられなかった。誇張があるにせよ、Googleは良いところを突いている。ややこしい技術的詳細を避け、誰でも分かるユーモラスな説明を試みている。要するに人々が欲しているのは、スペックやテクノロジーの能書きではなく、より速く。より良いインターネット接続なのだ。

テクノロジーの説明は往々にして眠気を催すような退屈なものになる。もの寂しい住宅地の裏庭で腹の出た中年男がバスローブでプールに水を汲んでいる情景に例えるというのは秀逸なテクノロジー解説だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+