Google Fiberは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)Webpassの買収を発表し、それによって、事業をさらに拡大しようとしている。Webpassは創業13年の企業で、全米各地の企業や一般住民に高速のインターネット接続を提供している。
Alphabetの傘下企業であるGoogle Fiberは今、アメリカの5つの都市で操業しているが、近い将来、20都市に拡大する計画がある。サンフランシスコもGoogle Fiberが目星を付けている都市の一つで、今度の買収がその進出を可能にするだろう。Webpassは、とくにカリフォルニアで強く、San Francisco, Oakland, Emeryville, Berkeley, San Diegoなどにサービスを提供している。同社のそのほかのサービス供用地域は、Miami, Miami Beach, Coral Gables, Chicago, そしてBostonだ。
買収の完了はこの夏の予定だが、Webpassは顧客へのメールで、“予見できる未来においても弊社の日々のオペレーションに何の変化もなく、サービスも料金も変わらない”、と告げている。
Webpassの社長Charles Barrは、ブログでさらに述べている:
“Google Fiberに加わることは、私達のユーザーにとってすばらしい展開である。なぜなら両社は、同じ将来ビジョンと顧客への献身を共有しているからだ。Google FiberのリソースによりWebpassの成長は加速され、単独の企業であったときよりも多くの顧客に到達できる”。
Webpassは独自のギガビットネットワークを運用しているが、Google Fiberのネットワークのプレゼンスを強化することにも寄与する。Google Fiberの力だけでは、これだけの企業ユーザーや一般住民顧客を短期間に獲得することは、難しかっただろう。