Googleは2月17日、Google for Startups Acceleratorの参加企業9社を発表した。このアクセラレータープログラムは、AI技術を活用した有望なスタートアップ企業に、Googleによる技術・組織運営などの幅広い分野にまたがる専門サポート提供するというもの。具体的には、同社社員15名以上からなるチームによる支援、企業や製品に関する大枠な戦略策定のサポート、Google for Startups Campusの利用、資本投資なしのサポート、Googleのメンター(育成・指導)など。Google for Startups Campusは、同社が昨年に日本法人の拠点を六本木から渋谷に移した際に開設された。
関連記事:Googleがスタートアップ支援の「Google for Startups Campus」を東京・渋谷ストリームに年内オープン
アクセラレータープログラムに参加するスタートアップは以下の9社。ホテルなどに向けてシーズンや曜日に応じた適切な価格設定を自動化する、いわゆるダイナミックプライジングサービスなどを開発・提供する空、AIとIP電話を活用して電話営業の効率化を図る「MiiTel」を開発・提供するRevCommなどが選ばれている。空はTechCrunch Tokyo 2017、RevCommはTechCrunch Tokyo 2019のスタートアップバトルで最優秀賞を獲得した企業だ。
- エルピクセル : AI医療画像診断の支援技術を提供
- カラクリ:顧客対応・カスタマーサポートのオートメーションサービスを提供
- Singular Perturbations(シンギュラー パータベーションズ):最適なパトロール経路/安全な経路の策定・警備人員計画・犯罪要因分析などの犯罪リスクヘッジソリューションを提供
- Selan(セラン):子どものお迎えと英語教育を同時に解決するサービスを提供
- 空:ホテルの予約や市場データを元に料金設定業務を最適化し、収益創出の仕組み化を促進するサービスを提供
- チャネルトーク:CX用のチャットツールと実店舗のアナリティクスサービスを提供
- バオバブ:学習データ(アノテーション)作成サービスを提供
- LeapMind(リープマインド):組み込みDeep Learning導入に向けたサービスを提供
- RevComm(レブコム):電話営業・顧客対応を人工知能で可視化して、生産性向上を実現するクラウドIP電話を提供