サンフランシスコのOpen Gardenは、AndroidやWindowsやMacなどのユーザ同士がメッシュネットワークを作ってインターネットに接続するためのサービスだ。ここが今日(米国時間5/14)、Google Glassもそのメッシュネットワークに加われるようになった、と発表した。Glassのユーザはテザリングプランを使ってインターネットに接続することが多く、そのために携帯のキャリアに毎月20ドルぐらい払うことになるから、メッシュの意義は大きい。Open Gardenを使うと、余計な料金を払うことなく自分の携帯に接続できるようになる。
Open Gardenの協同ファウンダでCEOのMicha Benolielによると、Glassのユーザがインターネットに接続するためには、そのほうがずっと楽である。通常は、WiFiアクセスをセットアップするためにGoogleのコンフィギュレーションページへ行き、GlassでQRコードをスキャンしてWiFiに接続する。家でなら、GlassとスマートフォンをBluetoothで結ぶ方法もある。しかしBenolielによると、OpenGardenなら自動的にインターネットに接続するから面倒な手間がまったくない。
“これからは、Android OSを使ったウェアラブルデバイスがいろいろ出てくるだろう”、とBenolielは言う。“Google Glassもその一つだ。Open Gardenはそういう機器のユーザ体験を強力に支え、機器がインターネットに常時接続しているためのデフォルトのソリューションになりえる”。
CTOで協同ファウンダのStanislav Shalunovも、同じことを言う: “GlassでOpen Gardenを動かし、メッシュネットワークを作れば、Glassの全ユーザが、インストールとか接続とか構成など面倒なこといっさい不要で単純にインターネットを使える。そのためには、Googleがその気になってくれるだけでよい”。今の市場動向の中で、果たしてGoogleがそれを許容するか、それが問題だ。
昨年のTechCrunch Disrupt NYでデビューしたOpen Gardenは、今ではそのソフトウェアを250万あまりのユーザがインストールしている。Open Gardenはまた、KicksendやTextMeなどのアプリデベロッパが、そのリーチを拡大するために利用している。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))