Kindleの新しいソフトウェアアップデートがアナウンスされた。最新版Kindle、Kindle Voyage、および新しいKindle Paperwhiteにて利用可能となるものだ。アップデートの内容はといえば、難しい語を行間スペースを使って言い換えてくれるWord Wiseの改良や、月間2.99ドルで子供向け書籍が読み放題になるKindle FreeTime Unlimited、そしてFamily Libraryだ。Family Libraryとは、家族間で購入したKindle書籍を共有することのできるサービスだ。
と、さらりと書いてみたが、多くの人はきっとこのFamily Libraryに、大いに盛り上がることとなるのだろう。ペーパーバックのように家族間で自由に書籍を共有したいという意見は、以前から多くあった。今回のアップデートで、デバイス毎にふたつのアカウントを設定できるようになり、家族やパートナーとコンテンツを共有できるようになるのだ。これまでのように、ひとつのアカウントを2人で共有するというような無理なスタイルは無用となる。さらに、ここに4人までの子供アカウントを関連付けることもできるようになっている。
個人的には(多くの人と同様に)Family Libraryでお腹いっぱいの感じでもあるが、他のアップデートについても触れておこう。
まずはKindleのWord Wise。実はこの機能については、知育の成長を無駄に阻害するものであるとも感じていた。しかし読書能力を身につけようとしている人にとっては良い機能であるようだ。またFreeTime Unlimitedも、読書能力を身につけようとする子供たちにとって、大いに役立つものだろう。子供に読書週間を身につけさせようと考えつつ、しかし、たとえばハリーポッターシリーズを全巻買い揃えることに多少の抵抗を感じる保護者にとってありがたいオプションとなり得る。また、間違って成人向けの内容を手にしてしまうリスクもなくすことができる。
さらに、本の概要を知ることのできるX-Ray機能の改良も行われた。AmazonによるGoodreadsのコンテンツをより有効に活用するようにという方向だ。検索機能が拡充され、Kindleストアとの連携が強化され、KindleライブラリとGoodreadsの情報をひと目で確認することができるようにもなった。「About This Book」(この本について」で本を読みながら、書籍の帯に記されるような情報や図書情報などを随時確認できるようにもなった。
アップデートは自動で行われるようになっている。しかし待ちきれないという人はソフトウェアアップデートのページからアップデートすることもできる。
訳注:本記事内容につき、日本での適用範囲については一切確認しておりません。
[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)