Lenovoは他のOEMメーカーと同じく、パソコンやスマートフォンで最もよく知られている。しかし同社は、自社製品をライバルと差別化すべく、新しいサービスをスタートする。Lenovo Connectは、世界中を低価格のローミングプランでつなぐサービスだ。
つまりLenovoは、データプランのローミングに特化した、MVNO(仮想移動体通信事業)になる。一度サインアップすれば、世界中を旅することができる。
Lenovo Connectの展開はゆっくりとしている。まず今月は中国で、スマートフォンのLeMeng X3またはタブレットのMIIX 700を使っている人々向けにサービスを開始する。世界50ヵ国以上で使えるという。
今四半期中には、欧州、中東、およびアフリカの45ヵ国で、ノートPCのThinkPad向けにLenovo Connectを提供する。この時点でサービスは110ヵ国以上で利用可能になる予定だ。
Lenovoは以前からMVNOに取り組んでおり、現在1100万人の顧客を持つ。Intelチップを塔載するWindowsノートには差別化要素がないので、これは賢明な行動だ。LenovoのAndroid携帯を他社と比較しても同様だ。
Lenovoは企業顧客との長い業務経験があり、Lenovo Connectのようなサービスは、世界中を渡り歩くビジネス顧客にとって意味がある。ローミング料金を減らし、Lenovo製品への愛着を促進する良い方法だ。
あとは対応する国の全リストおよび各国のデータプラン料金が公表されるのを待つのみだ。現時点で詳細は殆ど明らかになっていない。そして、こうしたユニバーサルなデータローミングプランにもっと多くの会社が取り組むべきだと私は考えている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)