サムスン、Vizio、LGは今年はじめに自社のテレビのオペレーティングシステムをアップルのエコシステムに対応させることを発表していた。LGオーストラリアのツイートによれば、HomeKitとAirPlay 2に対応したwebOSのアップデートが来週リリースされる予定だという。
iPhone、iPad、Macのいずれかを持っていれば、お気に入りのビデオ再生アプリのAirPlayアイコンからビデオコンテンツをテレビにストリーミングすることができる。ただし残念ながらAirPlayに対応していないアプリもある。例えばYouTubeやAmazonプライムビデオのコンテンツはストリーミングできるが、Netflixの番組はできない。
写真を大画面で見たい場合にもAirPlayは便利だ。また、PowerPointのプレゼンテーションを会社にあるLGのテレビで再生したいなら、画面をテレビにミラーリングすることもできる。
LGのテレビはAirPlayのオーディオにも対応する予定であるため、オーディオをLGのテレビも含めて複数のAirPlay 2デバイスに同時に送り、iOSデバイスで複数のスピーカーの設定を管理することもできるはずだ。
HomeKitに対応すれば、ホームアプリにテレビを追加して電源のオン/オフができる。オートメーション化すれば、出かけるときにテレビをオフにし、iPadでHuluアプリを開いたときにテレビをオンにすることもできるようになる。
HomeKitに対応すると、カスタムアクションも作れる。例えば「Hey Siri、テレビをつけて」と言えば、SiriがテレビをオンにしPhilips Hueの照明を暗くする。アップルのデバイスからのHDMI入力をコントロールすることもできる。
残念ながら、LGはAirPlay 2とHomeKitに対応するのは2019年のスマートテレビのみとしている。ソフトウェアのアップデートでこの制限が解除されるかどうか、注目したい。
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(翻訳:Kaori Koyama)