LGは今度のCESでそれほど意外な製品は見せないようだ。いくつかの出展製品がすでに発表されているが、スマートフォンやモニタが多い。
スマートフォンのすごい隠し玉を一つや二つ持ってるのかもしれないが、それはMobile World Congressでのお楽しみ、というつもりかもしれない。でも、一つだけ確実に言えることがある。同社は、空中浮揚するスピーカーをどうしてもCESで見せたいのだ。
しかしそのPJ9は、音楽の再生と空中浮遊を組み合わせた世界初のBluetoothスピーカーではない。この奇妙な製品に挑戦した企業はほかにもあり、そのいくつかを本誌はすでに見てきた。中にはデザインをDeath Starに似せることによって、銀河帝国で大ヒットした製品もある。
今度のLG製品の特長は、音が360度方向に放射されることだ。そのような設計は、“タービンの翼(ブレード)にヒントを得た”、と同社は言っている。サブウーファーは、かなり大きな基地局に収まっている。そこには、空中浮揚のためのメカニズムも収められているのだろう。
このスピーカーは耐水性規格IPX7を満たしており、電池寿命19時間を約束している。たぶんいちばんすごいところは、電池が減ってくるとスピーカーはゆっくりと基地局に着陸して、自力で充電することだ。お値段はまだ知らされてない。