千葉・舞浜にて開催されたLINEの年次イベント「LINE CONFERENECE TOKYO 2014」。決済サービス「LINE Pay」なども発表されている同イベントの中で、LINEがかねてから提供を予定していた音楽配信サービス「LINE MUSIC」についての情報がアップデートされている。
LINEでは、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)およびエイベックス・デジタルと合弁で「LINE MUSIC」を設立し、同社にてサービスを展開するという。新会社は10月下旬設立予定。資本金は4億8000万円、代表にはLINE上級執行役員CSMOの舛田淳氏が就任する。
詳細は明らかにされなかったものの、サブスクリプション(定額課金)型の音楽配信サービスを展開する予定だという。リリース時期については「遠くないタイミング」(舛田氏)としか明言されていない。LINE MUSICは2013年8月に開催されたイベント「Hello, Friends in Tokyo 2013」で発表されていたもの。舛田氏によると、サービス自体は昨年時点でほぼ完成していたが、作り替えて今回の発表に至ったそうだ。
サブスクリプション型の音楽配信サービスと言えば世界的には「Spotify」などがあるが、こちらは日本法人を設立してサービス提供に向けて動いているとは聞いているものの、実情は「COMING SOON」(関係者)という以上の詳細はほとんど聞こえてこない状況だ。またすでに、ソニーの「Music Unlimited」、レコチョクの「レコチョクBest」などサブスクリプション型の音楽配信サービスが国内でも展開されている。