あのばつの悪い、数十億ドルの減損処理とそれに伴う大量解雇に続き、Microsoftはまだハードウェアを諦めていないことを知らしめようとしている。
考慮に値する最近の観測が3つある。Microsoftは今日の午前、Windows 10が動くLumia端末を近々発売すること、タブレットハイブリッド機Surfaceシリーズの販売チャネルを拡大していること、およびウォールコンピューター、Surface Hubを増産していることを話した。
それぞれについて、画面サイズの逆順に取り上げていこう。まずはスマートフォンから。
現在行われているパートナーカンファレンスで、MicrosftのTerry Myersonは次のように語った:「先週当社はLumia製品群に集中すると発表したが、はっきりさせておきたいことがある:まもなくWindows 10向けにデザインされた最新Lumiaシリーズが出る」
たしかにはっきりしているが、驚きではない。Microsoftに携帯電話を作るのをやめる余裕はない ― それはWindows Phone自身を完全に消滅させてしまうことになる。現在売られているWindows Phone端末のほぼ全部をMicrosoftが製造しているのだから。会社が新たなパートナーを見つけ、そのパートナーが新しい電話を作れるようになるまで、Microsoftは電話機ゲームを抜けられない。
Surfaceに移ろう。Mary Jo Foleyが耳よりのネタを持っている:
Microsoftは、現在「数百」の認定Surfaces販売代理店リストを、全世界で数千へと拡大する〈中略〉拡大されたSurfaceディストリビューションプログラムには誰でも登録できるが、扱い高に応じて資格審査がある。
つまり、人々がSurface Pro 4になるだろうと想定しているものに先立ち、Microsoftは、そのデバイスを売るためのパートナーネットワークを拡大しようとしている。縮小どころではなく、撤退などとんでもない。
そして最後はSurface Hub、みんな大好きな壁に留められたSurfaceは、よく売れているようだ。Paul Thurrottがこう言っている:「Microsoftによると、今やSurface Hubの需要は発売時の製品台数を確保するために、生産能力を増加させなくてはならないほどだ」。Surface Hubが1万ドルもすることを考えると、これはちょっとした意味を持つ話だ。
(私は当面Xboxを無視しているが、上記デバイスと別のカテゴリーにあることには誰もが同意できるだろう)
というわけで、ある意味3打数3安打だが、この会社の携帯電話が生命維持状態にあることは明白だ。詳細は決算報告時にわかるだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)